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[ 2007 ゆく年くる年:京都サンガ ]
【2007 Memorial Scene】京都の2007年はJ1昇格の年。ということで、昇格のシーンをピックアップ。スタンドの前で喜び合う姿。選手が抱き合う姿、加藤久監督の胴上げ、どの姿も印象的で感動的。サポーターの皆さん、それぞれが好きなシーンを思い出して頂ければ幸いです。
【京都サンガ Playback 2007】
「昇格して当たり前」、シーズン前はそんな言葉がちらほらと聞こえていましたが、フタを開ければ、本当に厳しさ、苦しさ、もどかしさの連続だった2007年。美濃部直彦監督の下で、「ボールも人も動く」ポゼッションの出来るチームを目指しましたが、なかなか波に乗ることが出来ず、「早く攻める」サッカーに移行していったのは勝点を積み重ねるために必要とはいえ、苦渋の判断だったのでしょう。
連勝もありましたが、リーグ後半、終了間際に同点にされてしまう試合が多かったことで昇格への不信感を、フロント、サポーター、そして選手にまで広げてしまいました。そして、下された監督交代の断。後任の加藤久監督は選手のメンタル改善に着手し、「選手の特徴を引き出す」采配でチームを甦らせ、入れ替え戦へ導きました。3バック、4バックとフォーメーションをたくみに変えて、言わば、「奇襲」という戦い方で一発勝負を制してJ1昇格を京都にもたらしました。
昨年のJ1ではポゼッションが出来ずに攻撃力の無さを露呈した京都。その反省から美濃部直彦監督のポゼッションの取り組みがありましたが結果から見ればポゼッションサッカーへの進化は出来ませんでした。攻撃面では2005〜2006シーズンと同じ様な「早く攻める」サッカーでJ1へ挑戦するだろう京都。課題を克服して、今度こそJ1残留へ、という気持ちです。
Text by 武田賢宗2007年12月30日(日)
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