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ルヴァン 準々決勝 第1戦
ルヴァン 準々決勝 第1戦

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[ 2007 ゆく年くる年:ヴァンフォーレ甲府 ]
【2007 Memorial Scene】今思えば3月3日の開幕試合・横浜FM戦が今シーズンの戦いを予見していたことになる。主導権を取りながらも、ゴールには愛されない。立ち上がりから圧倒しながらも前半5分に山瀬功治に決められ、それを決勝ゴールにしてしまう。何とかなるはずだったが、そうならないままシーズンは進んでしまった。

【ヴァンフォーレ甲府 Playback 2007】
試合内容と結果が仲良くなれなかった07年の甲府。甲府スタイルで主導権を取る試合は少なくなかったが、リーグワースト3位のゴール数(33)ではリーグワースト3位の失点(65)をカバーしきれなかった。しかし、そうだからといって守備に人数をかけてカウンターというサッカーを選択しないのも甲府スタイル。ブレることなくスタイルは貫いたがJ2陥落という代償を払うことになった。大木武前監督は「甲府をJ2に落とした十字架は背負っていく」と話した。しかし、J2降格が決まった試合(第33節柏戦)でも、勝てなかったホーム最終戦(第34節F東京戦)でもブーイングが起こらなかった。選手、スタッフが置かれた環境でベストを尽くしたことを多くのサポーターが感じていたからではないだろうか。みんな甲府のスタイルが好きだし、誇りを持っている。

クラブが契約の意思を持っていた選手の中で甲府を去るのは茂原岳人(柏)と須藤大輔(神戸)の2人。契約が継続されなかった選手も含め、仲間が去ることは残念であるが、今季のレギュラークラスの流出が安間貴義コーチの監督就任内定により最小限に留まったことには安堵している。来季に向けた補強が全て終わっているわけではないが、08年はJ2リーグで甲府スタイルをベースにして優勝(昇格)を目標に戦うことが出来る希望は充分に持てる。今後の補強には外国籍FWの名前が挙がっており、どんな選手が来るのか関心があるが、甲府スタイルの継続ということが一番重要な要素だろう。シーズン中は「決定力のあるFWがいれば…」ということを何度も思ったが、来期はそれだけではない進化を期待したい。バレーのいたJ1元年の甲府を目指すのではない。まだ、その絵が具体的に見えている訳ではないが、安間監督のセオリーに左右されない戦術眼や的確な選手の評価能力は大きな驚きを持って甲府のサッカーを前進さることが出来るはずだ。強烈な個性で引っ張るタイプではないが、選手に成長という希望と満足、それが生み出す面白いサッカーを与えることで求心力を作ることになるだろう。もちろん、常に3位以内で順位が推移すれば山梨はまた熱く燃え上がる。

Text by 松尾潤

2007年12月30日(日)

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