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ルヴァン 準々決勝 第1戦
ルヴァン 準々決勝 第1戦

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[ 2007 ゆく年くる年:湘南ベルマーレ ]
【2007 Memorial Scene】第39節・東京V戦
先制され、且つひとり少ない劣勢を強いられた湘南がロスタイムに劇的な同点劇を演じた。強く印象に残っているのはその直後だ。ディエゴのカウンターに坂本紘司が鬼の形相で食らいついた。勝点1の重みを体現するプレーだった。
 坂本をはじめ、選手たちは一戦一戦に集中し、闘い続けた。試合のなかったつぎの節をすべて勝ったのも、弛まぬ意識の表れといえるだろう。指揮官の求める「志」は1年間、貫かれた。

【湘南ベルマーレ Playback 2007】
 じわじわと、まるで息長くクレッシェンドを吹き込んでいるような1年だった。
ホームで迎えた開幕戦に敗れ、6試合でわずか1勝と、湘南の今季はひっそりとスタートした。指揮官がひとつの道しるべとして定めていた勝点21に、第1クールは残り2試合でリーチをかけながら結局3ポイント足りていない。第2クールには3試合を残した時点で勝点18をクリアするも、第1クールと同様、目指す数字には届かなかった。

目安に初めて到達したのは第3クールのことだ。アウェイでの再試合によってより過密になった日程のなか、彼らは疲弊した肉体に鞭打って勝点を積み重ねた。その結果3位争いに加わり、「ミラクルカウントダウン」と銘打たれる試合はホーム最終戦まで続いた。
もちろんその途上にも大小さまざまな波はあった。完敗もあれば、土壇場で勝点を逃した試合もある。ただ敗北、あるいは勝利のなかにも課題を見出し、確実につぎへの糧にした。確たる歩みの表れがたとえば第3クールの福岡戦であり、第4クールの仙台戦だった。息を絶やさず送り続け、ゆっくりとではあるが徐々に音色を太く、強くしていく。そしてあたかも転調するように、長らく勝てなかった負の歴史をも覆したのだ。
 節目の位置は、最終順位を含めてすべて6位である。それを鑑みてもさらなるダイナミクスの増幅は欠かせない。来季、新たに越える小節線の先で豊かに第1音を鳴らし、さらにそこからより強く響かせていきたい。

Text by 隈元 大吾

2007年12月29日(土)

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