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【J2:第41節 福岡 vs 札幌】プレビュー:ファン、サポーターのために戦う福岡。プレーオフ進出をかけてギリギリの戦いを続ける札幌。熱い戦いは見逃せない。(14.11.14)

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2014シーズンも残すところは2試合。長かったシーズンも終わろうとしている。J1昇格をかけて、例年にないサバイバルレースを展開してきたJ2も、各節ごとにそれぞれのチームの立場が決まりつつある。目標を達成したチーム。目標の達成に向けて最後の戦いを繰り広げるチーム。残念ながら目標が叶わなかったチーム。それぞれの立場は様々だ。しかし、ファン、サポーターとともに戦ってきたリーグ戦は、どんな状況になろうとも無駄な試合などひとつもない。どのチームも、残り2試合に全ての力をかけて戦うということでは、これまでと少しも変わる所はない。

J1昇格プレーオフ進出の道が断たれ、今シーズン限りでマリヤン プシュニク監督の退任が決まっている福岡は、ホームで熱い声援を送り続けるファン、サポーターのために勝利を目指す。「この1カ月は、いい試合ができていない。我々はサポーターに借りがある」と話すのはプシュニク監督。坂田大輔も「常にスタジアムに足を運んでくれているファン、サポーターの皆さんに辛い想いをさせてしまっている。まずは勝って喜ぶという気持ちを感じてもらえるようにしたい」と話す。

残り2試合となったいま、チーム状況を大きく変えることは難しい。そういう中でプシュニク監督が選手たちに求めるのは、戦う姿勢を余すことなく発揮することだ。「自分のキャリア、パフォーマンス、サポーターへの意識、それらを、もっと、もっと見せることが大切だと選手たちには伝えた。選手には自分たちのエネルギーや、集中力をファン、サポーターに見せてほしい」と話す。それは、この2年間でチームが追い求めていた姿勢。「何回転んだかが問題なのではない。何回立ち上がるかが問題なのだ」というプシュニク監督の言葉を胸に選手たちはピッチに立つ。

一方、札幌はプレーオフ進出に向けて最後の戦いを続けている。今シーズンは思うように勝点を積み重ねられない試合が続いていたが、シーズン途中で監督交代を決断。バルバリッチ監督が指揮を取るようになってからは4勝4分2敗と粘り強く勝点を重ね、現在は5位千葉を勝点差5、6位山形を勝点差4で追いかける8位につける。既に両チームとの直接対決を終えており、数字だけを見れば厳しいと言わざるを得ないが、戦ってみなければ何が起こるか分からないのが今シーズンのJ2。諦めない限り、可能性は現実に近付いていく。

「あと2試合ある。そこに向けて今まで通り自分たちのすべてをピッチで出せるように準備をしていくことと、本当に身を削るような戦いがここから続いていくが、怖がらずに自分達の力を出し切ること、勇気を出して戦うこと、それが選手に話していかなければいけないこと」とは、前節の讃岐戦に引き分けた後のバルバリッチ監督の言葉。選手たちは、その言葉を胸にレベルファイブスタジアムに乗りこんでくる。いつものことではあるが、福岡にとっては難しい試合になる。

札幌の布陣は福岡と完全にマッチアップする形の3−4−2−1。戦術的に見れば、ともに両WBを高い位置に出してサイドアタックを仕掛けるチーム同士の対戦では、両サイドの攻防で、どちらが主導権を握るかが試合の流れを決めることになるだろう。しかし、ギリギリの勝負で物を言うのは最後は気持ちの部分。完全にマッチアップする形であるからこそ、それぞれの局面での1対1の攻防が勝敗の分かれ目。サッカーでは言いつくされた言葉だが、勝ちたいという気持ちが強い方が勝利を手にすることになる。

福岡も、札幌も、絶対に勝たなければいけない試合。勝敗の結果は神のみぞ知るところだが、激しい戦いになることは間違いないだろう。

以上

2014.11.14 Reported by 中倉一志
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