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【J2:第32節 磐田 vs 北九州】プレビュー:3位と4位の直接対決。磐田は北九州の守備ブロックを打開できるか?(14.09.20)

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3位・磐田と4位・北九州の直接対決。両者の勝点差はわずかに『1』。当然、この試合の結果次第で順位が入れ替わることになる。

勢いで言えば、北九州に分がある。前節はアウェイで千葉と対戦し、3−1と快勝。24分に池元友樹のPKで先制し、さらに前半終了間際にはCKから前田和哉が追加点。後半の立ち上がりには再び池元がゴールを決め、3−0。終盤に失点したが、持ち前の粘り強い守備を続け、敵地で勝点3を奪取した。
試合後、柱谷幸一監督は「最高の結果」と選手たちを賞賛した。「次は磐田と対戦する。1つ上の順位の相手なので、勝って相手にプレッシャーをかけられるような状態で磐田に行こうとスタートした。そして、勝点3を取ることができた。最高の結果だったと思う」(同監督)。
また、北九州は天皇杯でも結果を残しており、10日の4回戦では甲府にPK戦の末に勝利。クラブ史上初のベスト8進出を決めている。先月の同3回戦では横浜FMに延長戦に末に勝利。J1クラブを次々と撃破し、波に乗っている。

対する磐田は後半戦で思うような結果を残せていない。前節・アウェイで長崎と対戦。42分にCKから失点し、0−1で前半を折り返したが、67分に途中出場・山崎亮平のゴールで同点。しかし、勝ち越すことはできず、勝点1を分け合う結果となった。終わってみれば、シュート数は長崎の12本を大きく下回る5本。前半はシュート0本に終わっている。10日の天皇杯4回戦ではC大阪に0−2で破れており、公式戦5試合未勝利と苦しい状況が続く。
打開策の一つはシステムチェンジ。磐田は先月20日の天皇杯・奈良クラブ戦より3バックを導入していたが、北九州戦は開幕戦から採用していた従来の4バックへ戻す可能性が高い。シャムスカ監督は布陣変更の理由を「攻撃の時の距離感がよくなる」と説明している。この決断がチーム好転のきっかけとなるのか。

以上を踏まえ、ゲームのポイントとなるのは磐田の攻撃と、北九州の守備である。
前節、試合後の会見で柱谷監督は「ポイントはあるので、みんなで確認しながらやっている」と前置きした上で、「基本的には相手によって何か自分たちが変えるということはない」と語っている。この試合、磐田が4バックを採用することで、指揮官の言う『ポイント』は若干変わるのかもしれないが、堅実な守備ブロックを作るというベースは不変だろう。粘り強く守備をした上で、リーグ2試合連続2得点と好調の池元ら攻撃陣がゴールを狙う。

磐田とすれば、北九州のカウンターに備えつつ、相手の堅い守備網をいかに崩すかがテーマ。シャムスカ監督は「北九州はコンパクトな守備をしてくるチーム」と相手の印象を語る。まずは3バック→4バックというシステムチェンジを攻撃においてプラスの力に変えられるか。北九州の組織的な守備に手を焼く可能性はあるが、個人技で強引に切れ込める選手はいる。前節ゴールを決めた山崎は動きにキレがあり、ゲーム主将・松井大輔の状態も右肩上がり。“一発”のあるチンガの存在も忘れてはならない。

試合の舞台はヤマハスタジアム。上位対決にふわさしく、ピリピリとした緊張感漂う一戦になるだろう。

以上

2014.09.19 Reported by 南間健治
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