今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第32節 岡山 vs 愛媛】プレビュー:対愛媛ホーム戦で勝利のない岡山が、6度目の正直に挑む。(14.09.20)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
前節、印象的な勝利を掴んだ岡山と愛媛の対戦だ。

岡山は松本と対戦。20分、石原崇兆が「全選択肢が自分の中にあった」と言うシーンで、左サイドから巻き気味のシュートを決めて先制するが、81分、ミスから松本の山本大貴に同点ゴールを許し、苦しい状況を強いられる。しかし84分に投入された荒田智之が後半アディショナルタイムに劇的ゴールを決めて勝利した。アウェイを強く感じさせてくれるアルウィンでの初勝利にチームも周囲も湧き立った。「ああ、荒さんだ!と思いました。ボール受けてすぐシュート打ってる感じとか、戻ってきたんだって」と田中奏一。チームメイトからの祝福の声に対し、荒田は、「決めただけで、調子はまだまだ。90分走れる身体を作って、チームに貢献したい」と話す。

一方の愛媛は前節・山形戦で、コーナーキックの流れから河原和寿、クロスから西田剛、もうひとつクロスから浦田延尚、ミドルシュートでハン ヒフンと、大量4得点を奪い、無失点で7試合ぶりの勝利を掴んだ。7月からJ2リーグ戦と天皇杯の両方を戦っており、ハードスケジュールの中、天皇杯では、岡山、川崎Fを破り、ラウンド16まで駒を進めた。9月10日に行われたラウンド16・大宮戦に敗れたが、リーグ戦で10得点(J2得点ランキング9位タイ)で、3試合連続得点中の河原が先制点を決めるなど、攻撃陣のテクニックはやはり際立っている。

同じ【3−4−3】のフォーメーションを採用する岡山と愛媛。愛媛の前線は、西田またはリカルド ロボをトップに、シャドーの河原と堀米勇輝。岡山は今季、開幕直前の練習試合を含めると、リーグ戦、天皇杯とこれまで3度、愛媛と対戦したが、とくに7月の天皇杯ではこの2シャドーの捉えづらい動きに翻弄されることになった。岡山にとっては、この前線への対応が第1の課題。そして、ボールを奪いに行っても外される、繋ぐのが巧い愛媛の隙をどのようについていくかが、岡山にとってのポイントとなる。

6月のリーグ戦での対戦でゴールを決めた片山瑛一は、愛媛に対して臆することのない気持ちを表すひとりだ。三村真が体調不良で抜けたここ2試合、左ワイドのポジションで出場しているが、守備面では周囲との距離感と連係のパフォーマンスを上げ、攻撃では「能動的に奪いに行く守備を続けて、松本戦でやったことも使い分けながら、相手の隙を逃さずやっていきたい」と話す。この「松本戦でやったこと」とは、ロングボールを使ったこと。それは「ある意味、ファジアーノ岡山の原点ですから」と話すのは千明聖典だ。

対愛媛これまでの5回のホーム戦で勝利のない岡山は、6度目の正直を目指す。前節、1ゴール1アシストの石原は、膝裏の筋肉を痛めて今週の練習にフル参加は出来なかったが、前節のゴールを「ホームで見せたかったですね、あれは」と話している。愛媛はベトナムで行われた「AFF NutiFood U19 Cup 2014」決勝でゴールを決めたU-19日本代表の表原玄太も控えている。リーグ戦はもう残り11試合となり、互いに負けられないのは当然。サポーター、ファンにとってもすべてを心に刻み付けておきたい貴重なゲームが始まる。

以上

2014.09.19 Reported by 尾原千明
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 00:00 ハイライト:琉球vs岐阜【明治安田J3 第38節】