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【J2:第31節 富山 vs 大分】レポート:富山は半歩前進。追い付いてしぶとく勝点を加算した(14.09.15)

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富山が84分に追い付いて1−1で引き分けた。11戦未勝利となったが2試合連続の勝点加算は今季初めて。21位讃岐との勝点差は11に縮まった。ここから負けなしを続けて追い掛けていきたい。次節は20日に同15離れている20位東京Vと対戦する。

試合前に富山の酒井英治社長がスタンド前に立ち、「J2残留へ全員が一丸となり覚悟をもってやる。一緒に戦ってほしい」とあいさつ。決意表明からスタートしたゲームは前半から緊張感のある展開となった。

序盤は大分がペースをつかむ。前節から先発4人を入れ替えた4−1−4−1のフォーメーション。丁寧にパスをつなぎサイドから攻撃の糸口を探った。20分、右からのクロスにFW林容平がヘディングで合わせたのが最初の好機。このシュートは外れたが、左サイドに起用された林はこの後も逆サイドからのクロスに呼応して中央に入り込み何度もゴールを脅かした。
富山は前節の岐阜戦と同じように、ボールを奪うとシンプルに縦に送って前線の3人が相手DFラインに圧力をかけた。26分にロングボールを起点にした攻めからFW苔口卓也が放ったグラウンダーのミドルシュートが左ポストに当たる惜しいシーンをつくる。前からのプレスが効くようになって主導権を掌握。押し込んで左右から次々とクロスを放り込んだ。FW宮吉拓実らが中央のスペースで縦パスを受ける場面も多くあり、攻めのバリエーションは前節を上回っていた。39分には苔口が左からドリブルで持ち込みゴールに迫った。

後半は、田坂和昭監督から「足もとばかりになり過ぎず、背後を狙え」との指示を受けた大分が持ち直す。65分過ぎからはサイドからのクロスに飛び込むかたちで立て続けに決定機を創出した。これが先制点として実ったのは71分。右サイドでつないでFW伊佐耕平が上げたクロスを、逆サイドからゴール前に入ったDF安川有が頭で落として林が決めた。スタンドで観戦していた富山の控え選手が一斉に「オフサイドだ」と声を挙げたほど際どいタイミングだった。勝利が遠ざかる失点にスタジアムがかつてないほど静まり返った。観客もこの一戦の重みをそれだけ理解していたということだろう。

しかし、富山はめげずに反撃した。84分に右CKから同点に追い付いた。移籍後初先発だったDFパク テホンらがニアに飛び込み、混戦から抜けてきたボールを宮吉が決めた。その後も途中出場のFW白崎凌兵を中心に好機をつくった。ドローに終わったが、好内容の試合が2つ続いて勝点にも結び付いた。巻き返しへの基盤を固め、次節からの3連戦に臨む。

以上

2014.09.15 Reported by 赤壁逸朗
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