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【J2:第31節 讃岐 vs 湘南】レポート:守備に最善を尽くした讃岐は攻撃の形を作れず、湘南は90分間走り続け、讃岐DFをこじ開ける。(14.09.15)

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いい試合だった。敗戦なのに清々しい気持ちだ。讃岐のホームゲームレポートは、大森・中條・小谷(オフィスひやあつ)の3人交代制ですが、私の担当だけまだ勝利試合が無く、いつも残念な思いでレポート書いていました。この試合は2連勝後のホームゲームという事もあり、相手は首位湘南ではあるけれど今日こそはと期待していました。結果は0−2で完敗。でも、負けたのに悔しくなくて逆に気分がいい。それほどこの試合で見せた両チームの姿は素晴らしかった。試合後のインタビューで湘南の曹貴裁監督が「まだ11試合残っているが、この試合が今シーズン一番嬉しい試合になるかも知れない」と語るほどだった。(ちなみに大森・中條・小谷は、讃岐うどんの大・中・小を表しています。知っていましたか?)

試合は守る讃岐、攻める湘南の構図で進行した。前半を0−0で折り返して讃岐の戦法は的中していた。後半、湘南はMF亀川諒史に替えてFW岡田翔平を投入した。この交代で讃岐ゴール前での湘南の動きがアグレッシブな連携をみせるようになる。1失点目は62分、湘南が左サイドからゴール前に入れたグラウンダーのクロスは讃岐DFにあたり、FW岡田の前にこぼれた。岡田はこのボールを冷静に左足でコントロールして、右足でゴール右隅へ決めた。この場面、岡田をマークしていた讃岐DF藤井航大がほんの少し前がかりになってしまったのが悔やまれる。2失点目は77分、点を取りに行った讃岐が前線に人数をかけ始め守備が手薄にはなってはいたが、この時の湘南の選手の連携とスピードには、さすが今季1敗で首位をひた走るチームだと感心せずにはいられなかった。

讃岐としては、今週繰り返し練習してきたセットプレーから良い形が作れなかったのが惜しまれる。唯一、得点の可能性があったのは1点を先制された後の70分、左コーナーキックから中央の沼田圭悟が放ったヘディングシュートだった。試合後のインタビューで沼田は「ボールがライトとかぶってしまって・・・・」と話した。(筆者がその時記者席で「何やってんだ沼田、そこで決めなければ何時決めるんだ!」と心の中で小さくつぶやいたのは内緒にしておこう。)

讃岐GK瀬口拓弥の3度のビッグセーブもこの試合を引き締めた。讃岐にとって救いなのは自動残留を争う20位東京Vと19位群馬がともに敗戦で上位との勝点差が開かなかった事だ。また2位松本がホームで岡山に1−2で敗戦したため、湘南は2位との勝点差を18に広げまた一歩J2優勝に近づいた。リーグ戦は残り11試合だ。この日丸亀競技場には3510人の観客が詰めかけた。試合は選手と観客で作るもの、サッカーの感動をもっと多くの人に感じてもらいたい。

さあ讃岐、下を向く時間はない。次節は“アルウィン”で2位松本山雅が待っている。

以上

2014.09.15 Reported by 大森一(オフィスひやあつ)
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