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【J2:第31節 富山 vs 大分】プレビュー:富山の逆襲は次の1点から始まる。大分は鬼門のアウェイで再起を目指す(14.09.14)

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富山は前節・岐阜戦で復調の兆しが感じられた。再び情熱的な戦いを展開して今度こそ勝利をつかみたい。J2残留のためには残り12試合で21位との勝点差12を埋めなければならない。一気に縮められる差ではなくなった。全力を尽くして目前の勝負をものにしていくしかない。

10日付けで韓国人DFパク・テホンが加入した。2011、12年に横浜FCでリーグ戦28試合に出場。12年に右ひざの靭帯を切る大けがをしたが富山で復活を目指す。「高さがあり、戦える選手だ。(11、12年に在籍した)福田(俊介)に似たタイプ」と安間貴義監督は期待を寄せる。8月下旬から練習に参加しており戦術理解も進んでいる。いきなりのデビューがあるかもしれない。7月から体調不良で離脱していたMF朝日大輔が全体練習に合流し、11日の紅白戦で計35分プレーした。今後も順調なら実戦復帰は近い。前節奮闘したFW木本敬介とともにカターレ発足時からの2人でチームを引っ張ってくれるだろう。
前節が10試合ぶりの無失点だった。守りが安定すれば、あとは得点次第で勝点3に手が届く。前線から激しくプレスをかけて縦に素早く仕掛けるスタイルに回帰した前節は数度の決定機を創出した。ハードワークが要求される戦術だが、新加入を含む全員がひとつになって遂行できていた。今週もDFラインからのスピーディーな攻めを12日のトレーニングで意識づけした。スピード感、精度とも上々の出来で実戦が楽しみだ。無得点が3試合続いており、まずは1点をもぎとりたい。扉を開けばその先に今季初の2試合連続勝点奪取と11試合ぶりの勝利が見えてくる。

大分は最近5戦が3勝1分1敗と調子がよく6位につけている。昨季J1で戦いもともと地力上位のチームだが、長身FWラドンチッチが大宮から加入して得点力がアップしている。前節はホームに今季J2最多の20,636人の観衆を集めたが、熊本のアグレッシブな攻守に苦しみ0−1で敗れた。気を引き締め直して富山に乗り込んでくるだろう。今季はアウェイでの戦績が2勝8分5敗と芳しくない。終盤戦に向けて苦手意識を払しょくしておきたい。
最近は自陣でブロックを構築して守ることが多いが、「前線も日本人選手がそろうと前から奪いにくる。ショートカウンターにも注意がいる」と安間監督。富山は前節のようにどんどんDF裏を狙って勢いに乗りたいが、相手がスペースを消してくる場合には落ち着いてボールを回す判断も必要になる。熱をこめつつ、冷静さや丁寧さを失わずに戦い抜きたい。

以上

2014.09.13 Reported by 赤壁逸朗
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