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【J2:第30節 京都 vs 千葉】レポート:京都がアディショナルタイムの劇的同点弾。互いに決定機を多く作り出す白熱した試合で、勝点1を分け合う。(14.09.07)

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西京極での京都と千葉の激突は、両チーム合わせて31本のシュートが飛び交う白熱したものになった。
メンバーでは千葉が負傷明けのケンペスをベンチスタートさせ、京都はGKにコンディション不良のオスンフンに代わり杉本大地を先発させた。ゲームは、千葉・関塚隆監督が「立ち上がり15分はボールの収まりどころがなくて相手に苦しめられた」とした通り、京都がボールをよく動かし千葉を攻め込み、相手の攻撃のチャンスをよく潰していた。京都の前半のシュート4本で、前半30分までに山瀬功治2本、大黒将志1本となる。
千葉の前半のシュートは5本。森本貴幸が開始直後にミドルを放った後は、千葉のシュートは無く、31分に左からのクロスをフリーの森本がシュートを放ち、千葉の反撃が始まる。
そして32分、井出遥也から左の谷澤達也へ送られると、谷澤がクロス。京都DFが頭にかすらせ、ボールが流れると、それを中央に走り込んできた森本が頭で合わせて京都ゴールに叩き込む。1−0、千葉が欲しかった先制点を奪う。その直後に井出がシュートを放ち、CKから山口智が頭で合わせるなど、ボール回しでもたつく京都を千葉が攻め立てた。

後半、京都・川勝良一監督は「前半は悪かった」として、三平和司を投入。負けられない京都は前に出る。三平は後半9分に山瀬からのクロスを頭で合わせ、ゴール前に迫る。そして後半12分、ボール奪取から、田中英雄から三平へ渡ると、三平はペナルティエリア右、少し入ったところから右足を振り抜き、千葉ゴールに突き刺す。京都が1−1の同点に追いつく。
これで千葉も前に出ざるを得なくなる。後半17分にはFKからキムヒョヌンがゴール前で決定機を作る。千葉はケンペスを投入し、攻撃に厚みを作る。後半26分には谷澤が決定機を迎える、だが決められない。
そして後半32分、京都が右CKを獲得すると、これを三平が頭で合わせて京都が逆転し、2−1とする。

しかし、千葉も粘る。後半36分、右サイドで抜け出した途中出場・山中亮輔がシュートを放ち、GKがはじいたボールをキムが押込み、千葉が2−2と同点とする。そして後半39分、CKで京都DFが跳ね返したボールを井出がボレーでたたき込み、千葉が3−2と逆転。
だが、京都も諦めず猛攻を仕掛ける。そして後半45分+5分、右CKから、流れて左サイドのスローインになり、田中英雄がすぐ受けると、中央へクロス。これをドウグラスが頭で押し込み、土壇場で京都が3−3の同点に。そしてタイムアップ、京都が劇的な同点劇を演じてみせた。

試合後、千葉・関塚監督は「一度は逆転されたが再逆転した。その力は評価したい」としながらも「スリッピーな中で笛が鳴るまで、或いは、ラインを超えるまでプレーする、その集中力はまだまだ甘い」と苦言を呈した。
京都は、2−1と逆転した後、高橋祐治を投入し3バックにしての逃げ切りの準備をしていた。川勝監督は「点を獲りには行きたいが、引分けが続いている。勝つことで、チームの流れを変える必要があるのだったら、柔軟に5バックを後ろに置くという形は、当然、1点差の時はチームとして考えないと」と勝利への執念を垣間見せた。
後半だけで互いに11本ずつシュートを放つ攻撃的なゲームで、ゴール数が両チーム合わせて6点。最後まで勝負を諦めないプレーで、試合自体は非常に白熱した面白いものだった。

以上

2014.09.07 Reported by 武田賢宗
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