●遠藤航選手（湘南）
「いい形で点は取れましたが、相手もセットプレーが強みだったので警戒していた。そこでやられてしまった。後半はうちのほうがチャンスがあったと思いますが、自分も含めて先に2点目を取れればよかったと思います。相手はペナルティエリア内に人数をかけてやっていたので、そこでの最後の崩しの部分で精度が欠けていたかなと思います。前半をしっかり1-0で抑えていれば相手も出てきて、カウンターで2点3点取れるチャンスもあったかもしれないので、そこを抑えたかった。相手もだいぶ下がっていたので、なかなか展開的には難しかったですし、縦に速い攻撃というのはなかなかできなかったかなと思います。最後しっかり崩せるかとか、そういう精度をもっと高めていきたいと思います。
（この後、アジア大会に行くことになるが？）
勝って代表に行きたいという気持ちが強かったので、1-1という結果に終わってしまって悔しい気持ちがあります。ただ僕がいないあいだもチームはしっかりと全体で戦っていく、そういうチーム力がうちの強みだと思います。僕自身もしっかり代表に集中してやっていければと思っています。U-21日本代表では年齢も一番上になるので、しっかりチーム全体を引っ張っていって、個人としても与えられたポジションで自分のよさを出していきたいと思います。2連覇がかかっているというプレッシャーのなかでしっかり戦って結果を出したいと思います」

●永木亮太選手（湘南）
「自分のよさは攻撃に関わるところですが、正直全然走れなくて、そこが90分間通してなかなかできなかった。ただ90分間通してやれることはしっかりできたし、ケガの再発もなかったし、最後までできたことはよかったです。（アシストは）2カ月チームを離れて、戻って来たときには直接得点に関わる仕事をしたかったので、それがあの立ち上がりにできたことはうれしかったです。（離脱しているあいだ）チームはほんとうによく頑張って戦ってくれていて、自分がずっと出ていたポジションのところに（岩尾）憲が入ったりして自分にとってもすごく刺激になったし、すごくいいプレーをしてくれていたので、逆に自分も負けていられないなという気持ちのほうが強くなっていた。休みのあいだはどちらかというと自分の焦りや不安感のほうが強かったです。これからも、中盤・ボランチはとくにいい選手が揃っているので、チームのなかの競争に勝って、相手にもしっかり勝たなければいけないと思っています」

●亀川諒史選手（湘南）
「チーム全体として狙っていることはできたのかなと思いますが、それで終わってしまってはいけないと思っているので、自分たちのゲームができたからこそ勝たなければいけなかったと感じています。そこはチームとして、ここ何試合か引き分けも続いたなかで、自分たちのペースを握れたところで引き分けというのはやはりまだまだよくはないと思います」

●菊地俊介選手（湘南）
「相手のストロングポイントであるロングボールはいいかたちで通っていなかったと思うし、失点はセットプレーでしたけど、90分通しては自分たちのゲームだったと思うので、2点目3点目を取って勝ちたかったというのが正直な気持ちです。相手が前線の2人と分離して引いていたので、僕のところで相手のアウターで回すことが多く、なかなかあいだに入って行けなかった。難しいところなんですけど、チャンスがないわけではなかったので、そういうチャンスをモノにできなかったのは残念です」

●岡田翔平選手（湘南）
「悔しいゲーム、勝ちたかったという思いが強いです。立ち上がりは裏を狙っていましたが、相手がけっこう引いてスペースがなかったので、一度あいだで受けて引き出してから裏へ行こうということを狙ったが、相手にうまく消された。何回かクロスに対して入っていく形はつくれたが、そこでもうひとつ何かが足りなかったから得点が生まれなかったんだと思います。振り返れば、もうすこしゴール前で崩す力があればゲームを動かせたんじゃないかと思う。アタッキングサードで回していて、そこでひとつ何かを変化を起こせればよかったのかなと思います。引いてブロックをつくられていたが、それを崩していかなければいけない。悔しいですね。

●岩上祐三選手（松本）
「（トップ下については）永木亮太くんと菊地選手を見る感じで、取ったらすぐカウンターというイメージでしたが、なかなかうまくできなかったというのが正直な感想です。もうすこしボール奪取していければもうすこし流れも来たんじゃないか。ボールを取る位置がすこし低すぎたかなと思います。（何本か経由してカウンターもあったが）狙いだったので何本かはできたということで、首位湘南にチャレンジャーという気持ちでやって、結果引き分けたことはプラスに考えたい。湘南も走るチームなので正直きつかった。（J1について）まだ12試合残っているわけで、まだJ1を考えるのは早いと思う。ただ湘南といい戦いができたことはよかったんじゃないかと思います。手応えを掴んだ部分もあるし課題も多く出た試合でもあるので、次に向けてしっかり修正してやっていければと思います」

●犬飼智也選手（松本）：
「失点に関しては、（遠藤航を）マークしていた自分の責任です。その後すぐにセットプレーでアツ（多々良敦斗）さんからいいボールが来たので得点することは出来ましたが、自分のなかではそんなに喜びはなかったですね。
（試合を振り返って）ほとんど湘南の試合で、やはり結果の出ているチームだなと感じた。内容を見れば向こうの勝ち試合だったが、それでも勝点1を取れたことはプラスにとらえたいと思う」

以上