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【J2:第30節 富山 vs 岐阜】プレビュー:崖っぷちの富山は底力をみせられるか。勢いにのる岐阜が立ちはだかる。(14.09.05)

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富山はあとがない状況だ。前節の長崎戦に敗れて9戦未勝利(2分7敗)となり、21位・讃岐との勝点差は10に広がった。残り13試合で最下位から脱出できなければJ3に自動降格する恐れがある。ホームゲームが4試合ある今月こそ勝点を重ねて少しずつ差を縮めたい。対する12位の岐阜は後半戦に入り4勝2分2敗で調子を上げている。6位との勝点差は6。J1昇格プレーオフ進出を目指して今季4度目の2連勝を狙う。

富山は前節の長崎戦、87分に決勝点を許して勝点を取り逃した。我慢強く守って後半途中からは好機もつくり始めていただけに惜しまれる。攻めに転じてからのミスも多かったが、カウンターを浴びても3試合ぶりに復帰したキャプテンのDF御厨貴文を中心にしのいでいた。ミスに落胆するのではなく、それをカバーし合いながら全員で根気強く戦う姿勢がみえた。ゲームプラン通りに前半を無失点で折り返す試合が増えており、長崎戦もそうだった。守りの耐久力は上がっている。次は勝利を引き寄せる先制点がほしい。今回はF東京に復帰したFW中島翔哉が抜けてから初のホームゲームでもある。攻撃面での奮起を望みたい。

前節はFWの木本敬介と宮吉拓実が相手DFの裏を突き、トップ下の白崎凌兵が手前のスペースで受けて好機をうかがう作戦。中島のドリブル突破やキープ力という武器は失ったが、縦へのスピードやパスワークのテンポは上がると踏んでいた。しかし、思ったようには機能しなかった。改善点として共有したのが「前への意識を強めること」。ボールロストを怖がらずに積極的に縦パスを送り、前掛かりでゴールに迫るかたちをトレーニングして岐阜戦に備えている。MF井澤惇は「もっと前に仕掛けていく必要がある。ボールを運んだり、一度前に入れたりすることによってスペースも生まれる。(仕掛けるか、一旦落ち着けるかの判断は)自分が時間帯を考えてリードしていきたい」と話した。

岐阜は前節の東京V戦を3−0で快勝。好機を着実に得点に結びつける力強さが光った。総得点44はリーグ4位。FWのナザリトと難波宏明の関係性が良く、それぞれ14点と9点を挙げている。MF高地系治やMF宮沢正史、GK川口能活ら攻守を引き締める重厚なベテラン陣が目を引くが、21歳のボランチ水野泰輔や19歳のFW遠藤純輝ら若手の台頭も見逃せない。前節後、ラモス瑠偉監督は「(シーズンの)最初は若手を育てながらベテラン勝負と思っていた。夏くらいに若手が使えるようになればいいと思ってやった結果、見事にはまった」と語っている。チームとして歯車がかみ合い始めており、自信をもって富山の地に乗り込んでくるだろう。

富山、岐阜、松本による「TOP OF北アルプス」は現在3チームが1勝1敗。富山は前回に岐阜と対戦した第2節で0−3の完敗を喫している。ナザリトの高さに屈してセットプレーから2失点し、高地にダメ押しの3点目を奪われた。その後アウェイでは未だ勝利がなく14連敗のJ2ワースト記録に並んでいる。不振の端緒となった岐阜戦で雪辱を果たすことで、過去を払拭して追撃態勢に入りたい。

以上

2014.09.05 Reported by 赤壁逸朗
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