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【J2:第30節 湘南 vs 松本】プレビュー:5か月ぶりの再会。ともにさらなる歩みを経て、首位攻防戦は白熱必至。(14.09.05)

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湘南と松本の前回の対戦は第5節、およそ5か月前にさかのぼる。風雨に包まれるなか、序盤はホームチームが攻勢に出たものの、湘南もGK秋元陽太を中心に凌ぎ、逆にスペースを突いて前半のうちに先制した。折り返した後半、松本はセットプレーの流れから同点に追いつくが、湘南もすかさず奪い返し、終盤さらに追加点を挙げて勝負を決めた。

4−1と、結果としてはスコアに差がついたものの、互いに特長を出し合い集中力高く渡り合った勝負の熱量が温度を伴い記憶に残る。松本の反町康治監督も、「非常にいいゲームをしたと思う。もちろん反省はしますが、良い点もたくさんあった。正々堂々と帰路についていい」清しく語ったものだった。かたや湘南も、「スコアほど内容に差はなかったと思います。追いつかれてから相手の勢いで逆転されていてもおかしくないような展開だった」と、たとえば菊地俊介が振り返ったように、自分たちの足元を等しく見つめていた。

両者はその後も着実に歩を進めてきた。「選手たちがさらに成長できるように、もっともっといい選手になれるように、僕ができる最大限の働きかけをして戦っていきたい」曹貴裁監督がそう語ったように、湘南は以降も継続と深化を胸に首位を駆けている。一方の松本も、「こういう戦い方を1試合でも多く続けられるチームになれば上位争いに入ることができる」と指揮官が語った通りに躍進し、現在2位をひた走っている。春を過ぎ、夏を越え、迎えるこの第30節、両者はともにリーグを引っ張る立ち位置で対峙する。

湘南は前節、3−1で山形に勝利した。だが、「横着してポジションを取るようなシーンが全体にあった。いま一度立ち返らなければいけない」岩尾憲が自戒も交えて語ったように、試合開始早々相手のカウンターから失点し、1点ビハインドのまま終えた前半の戦いぶりにはとくに反省が口をついた。今週のトレーニングでは、プロセスの大切さ、自らアクションを起こしていくという自分たちの原点をあらためて見つめ直している。松本がカウンターに秀でていることを思っても、山形戦の反省は今節ダイレクトに活きるかもしれない。

一方の松本は、前節の群馬戦でも田中隼磨のクロスからゴールを奪うなど特長を発揮し、こちらも3−1の勝利を収めた。カウンターは力強く、岩上祐三のロングスローを含め、セットプレーも明確なストロングポイントだ。

山形戦で2ゴールを挙げた岡田翔平は、松本の特長を踏まえつつ、「いつもと同じで、球際や走る部分で負けないことが大事になってくると思う」自分たちのサッカーを強調する。前節然り、アシストを着実に重ねている三竿雄斗も、「お互いに強みのところでどれだけ優位に立てるかが鍵。タフな試合になると思う」と週末を見据えた。

曹監督は言う。「我々のよさを消そうとすることに対して右往左往しないことが大事。風が吹こうが雨が降ろうが槍が降ろうが、軸を変えないこだわりや力強さが勝負を分けると思う」。前節の逆転勝利にもあらためて自分たちに矢印を向けた彼らがいる。難しい時間帯を含めてらしさを発揮し、勝負を制したい。

以上

2014.09.05 Reported by 隈元大吾
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