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【J2:第30節 岡山 vs 磐田】プレビュー:純然たる勝利だけが求められる一戦。より強い力を出しきるのは岡山か磐田か。(14.09.05)

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前節の「瀬戸大橋ダービー」讃岐戦に敗れた岡山は今週、「自分たちは損なわれていない」ことを確認しながら、磐田戦に向けて気持ちを切り替えた。「失点だけ反省して、あとは気にすることはないと思う」(田所諒)、「後ろを完全にやられたとか、崩された感じではないので、そんなに気にしてない。引きずってる選手はいない」(上田康太)。誇りを持って自分たちの戦いに立ち返り、迎える相手は、勝点差「4」でその背中を追う3位の磐田だ。

磐田は前節・栃木と対戦し、2−3で敗れた。クリアミスから1点を決められて後半に入り、2度追いつきながら、その後も積極的に仕掛けた栃木に屈する結果に終わった。「もう少し後ろが踏ん張ることが出来れば」と、試合後に話したのはGK八田直樹。磐田は、守備面の改善を図るため、天皇杯3回戦・奈良クラブ戦で初めて3バックを採用した。その後、第28節・湘南戦と前節・栃木戦も3-4-2-1で臨んだが、今はまだ過渡期特有の不安定さが露呈するシーンも多い。しかし、7月頭に右ふくらはぎの痛みで戦列を離れていた前田遼一が8月中旬に戻り、現在リーグ4位タイの14得点の前田をはじめ、シャドーの山崎亮平、チンガも順調にゴールを重ねるなど、攻守に連動する中でもアタッカー陣は決めきる力を持っている。

磐田相手に「気負ってもだめだけど、ジュビロ相手だと、気持ちの上乗せがないといけない」と言うのは千明聖典。前節、1得点と2失点に絡んで多少自虐的になっていたが、「こういう気持ちになったら、試合でしか返せない。出られるならガツガツ行きたい」と話す。上田康太も「やっぱりうまい選手が多いので、かなりやらないとボールを奪えないし、そこで奪えたらチャンスになると思うので、僕らの働きはすごく大事になってくる」と今節のボランチの重要性を自覚する。

岡山との前回の対戦は、5月末に行われた第16節。石原崇兆のパスから、片山瑛一が見事な先制点を決めたが、その2分後、ポポに同点ゴールを許し、1−1で引き分けている。今節はポポが出場停止。片山もまたこのゲームに奮起するひとりだ。最近、シュートが減っていたことを自覚し、いい状況での動きだしとシュート意識を改めたと言う。過去5戦を振り返ると、岡山は2勝1分2敗で北九州、讃岐と、引いた相手に苦戦した2敗があるが、前節の得点シーンに見られるように、細かい網の目をかいくぐるスピーディな細かいパス回しから相手を崩すことが出来た。厳しさを増すシーズン終盤に向けて、どのような状況でも自分たちの戦い方を完遂することを目指す岡山にとって、磐田は楽しみな相手だ。

「こういった相手にこそ、点を取りたい」と言うのは、押谷祐樹。「1点じゃ追いつかれる可能性があるから2点くらいは。やれないことはないと思う」。岡山には磐田に在籍した押谷、上田、そして現在はリハビリ中の荒田智之と、磐田のヘッドコーチ、暫定監督も務めた長澤徹コーチがいて、その観点からも楽しみな対戦だ。純然たる勝利だけが求められる一戦、より強い力を出しきることができるのは岡山か磐田か。約1万5000人の入場者が見込まれている。

以上

2014.09.05 Reported by 尾原千明
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