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【J2:第30節 札幌 vs 長崎】プレビュー:ともに前節は快勝。特に札幌は監督交代発表後の初戦を勝った意味は大きい。どちらも勢いを維持すべき、立ち上がりからハードなゲームを仕掛けるはずだ。(14.09.05)

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アギーレJAPANの船出からちょうど24時間後。会場も同じく札幌ドームで行われる一戦は、現在勝点38で13位の札幌が同36で14位につける長崎を迎え撃つ。結果次第では順位が入れ替わるこの対戦は、前回は札幌が1−0のスコアで勝利しているカードだ。

ホームの札幌は前節、敵地で熊本に2−0で快勝。非常に意味の大きな勝利を掴み取った。
この試合の3日前となる28日に監督交代が発表され、言うまでもなくこの試合が交代発表後の初戦。すべての選手が「グラウンドでプレーをする自分達にも責任がある。申し訳ない気持ちが強い」と発し、多くの思いを胸に戦った一戦で見事に完封勝利を演じてみせた。この試合を前に、臨時で指揮を執る役目を担った名塚善寛コーチは「こういう状況でも選手はしっかり練習を積んでくれた。声も出ていた。なんとか勝点3を取らせてあげたい」と口にしていたが、その思いも結実した格好である。

その熊本戦は相手の厳しいプレスに手を焼きながらも、前半中頃に都倉賢が頭で決めて先制すると、後半立ち上がりにも上原慎也がゲット。ここ最近は多くのチャンスを作りながらも決定機で決めきれなかったチームが着実に得点を挙げると、守備陣も体を張った粘り強いプレーでシャットアウト。熊本とのアウェイゲームはとにかく相性が悪かったが、それをも跳ね除けて勝利を得た。潮目は変わったかもしれないと予感させる戦いだった。続くこの試合も名塚コーチが指揮を執る予定だが、ホームで連勝を飾り、いい形で新監督を迎え入れたいところである。

一方、北海道に乗り込む長崎の前節はホームで富山と対戦して2−0で勝利。試合終了間際の87分、90+2分に小松塁が立て続けにゴールを奪うという劇的な展開で勝点3を掴んでいる。

その富山戦について高木琢也監督は「いつもより、『勝つ』ということに対して強く伝えました。内容はいいから、とにかく勝負にこだわって勝つんだよということを」としたうえで「今日は本当にまさしく実践してくれた」と選手達を称えている。

最下位の富山を相手に、ホームで終盤までスコアレスのまま推移するという難しい展開となっていた。ちょっとの油断や気の緩みがあれば、相手の思うツボとなってしまう。そうした厳しいゲームでしっかりと我慢を続け、そして前述の通りに終了間際の歓喜。それもラスト10分という場面で投入された小松が決めてのものとあっては、チームのムードもグッと高まるというもの。この富山戦を通じて長崎はチームとしてのたくましさを示し、同時に勢いをも得たような印象である。

順位こそまだ真ん中よりも下に位置してはいるが、ここから浮上をしそうな気配も十分にある。「これから当たる相手というのは、もっといろいろな意味でレベルの高いものを持っているチームなので、満足せずに続けていきたい」と指揮官は、気を引き締めながらもしっかりと上を見据えている様子だ。

さて、そうしたチーム同士の対戦だが、注視したいのは互いがどれだけ前節の勢いをそのまま持ち込めるかという部分だろう。札幌も長崎も、前節はともに2−0で快勝。攻守両面で粘り強さを出しての勝利でもあるし、札幌にとっては言うまでもなく、監督交代発表直後の試合で勝てたことは本当に大きいはず。そうした意味でもこの試合は双方が立ち上がりから勢いを維持すべくハードに挑むことが予想されるため、その序盤戦でどちらが勢いで上回り、流れを引き寄せるかがポイントとなり得るはず。いわゆる「試合の入り方」の部分。ここが勝敗を左右するひとつのポイントとなりそうだ。

以上

2014.09.05 Reported by 斉藤宏則
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