ヤマザキナビスコカップ準々決勝で神戸vs.G大阪の関西ダービーが実現した。
中3日のホーム&アウェイというタイトなスケジュールを考えた場合、移動距離の短いダービーマッチは両チームにとって願ってもないカードと言えるだろう。
オープンドローでG大阪との対戦が決まった際、神戸の安達亮監督は開口一番「移動も近いし、いいよね(笑)」と冗談とも本気とも取れるコメントを残している。ピッチに対する慣れやサポーターの数など、ホームの地の利はあるかもしれないが、それ以外に関してはさほどホーム&アウェイの差はないのかもしれない。
それを踏まえて、安達監督はこう続ける。「よく知っているチーム同士の対戦でもあるし、お互い質のいい試合(サッカー)ができるんじゃないかなぁ」。昨季J2で優勝を争った2チームでもあり、お互いを意識しないはずはない。特に今季2敗中の神戸にとっては、リベンジの意味も含め絶対に負けられない戦いになりそうだ。
3月のヤマザキナビスコカップ予選第1節で0−2で敗れた神戸(アウェイ)。7月27日のJ1リーグ第17節では、ケガから復帰してきた宇佐美貴史に先制点を奪われると、新加入のパトリックに2ゴールを許し、終わってみれば1−5の屈辱的な大敗を喫した。しかも、5失点中3点はセットプレーからの失点。先制点を許した直後にマルキーニョスのPKで追いつく展開だっただけに、セットプレーからの立て続けの失点には悔いが残った。
その敗戦後、神戸はセットプレーの守備修正に着手するも、第20節の柏戦、第21節の仙台戦では共にセットプレーからの失点を許している。逆にCKから河本裕之や岩波拓也が得点も挙げているが、ノックアウト方式のヤマザキナビスコカップ準々決勝では、勝点、得失点差が両チームとも同じ場合、アウェイゴール数の多い方がベスト4進出となるため、ホームでの不用意な失点は避けたいところだ。
とはいえ、この短期決戦では勢いに乗った方が有利であるのも確か。そういう意味で、ホームの神戸は負けない試合よりも、勝点3を狙いにいく必要があるのかも知れない。8月30日のJ1リーグC大阪戦で戦線復帰した神戸のサイドバック高橋峻希も「(このG大阪戦は)トーナメントの戦いになるので、最初の試合が大事になると思う」と話している。
そのC大阪戦の後、神戸は日曜のオフを挟んで、月・火曜と非公開練習でプレス・一般共にシャットアウト。そのため、日本代表に合流している森岡亮太が不在の中、どんなメンバー構成で、どんなシステムで挑むのかは蓋を開けてみないと分からない。
ただ、この2試合をどう戦うかは、神戸のリーグ後半戦を占う意味でも興味深いものになりそうだ。
以上
2014.09.02 Reported by 白井邦彦
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