●安間貴義監督（富山）：

「九州の地で勝点を取ろうと強い意志を持って、張り切って来ました。しかし、今年を物語るようにアクシンデントから始まり平出（涼）を負傷交代で失った。その中で交代出場した大西容平がベテランらしく中でしっかりとバランスを取りながら中盤で2列目の飛び出しなんかも抑えながら、前半をゼロで抑えられたのは良かったと思います。
後半はもう一度走力を活かして（長崎が）入ってくるので、そこをしっかりと凌いだら中盤にスペースできる。ゲームを立て直し、筋書き通りに行ったのですが、最後の越えなければいけない壁、越えられない壁でもありますが、それをなかなか越えられないのが今季です。トレーニングからボール運んでアタッキングエリアまで行ってるんですが、長崎は神崎大輔選手がしっかりと勝負どころでクロスを上げた。もしあれがミスしたらため息でプレッシャーを受けるのですが勝負球を上げた。ウチはもう1つ繋いで逆にカウンター食らう。その最後の責任を負うワンプレーができるかできないかが、この勝敗を分けたと思います。ただ、試合はできないことの自慢大会ではないので、しっかりと良い部分を出せるように、小松塁選手のように個人で来るんだったら人数かけて組織でしっかりと対応できるように、次の試合、この地まで応援しに来てくださった熱いサポーターに勝点という形で応えていきたいと思います」

Q：ある程度狙ったとおりの展開ということでしたが、スピードのある苔口卓也選手の投入が鍵になったと思います。80分過ぎの投入となりましたが、それまでの経緯を教えてください。
「基本的には先発で出てほしい選手なのですが、コンディションの部分で時間がかかっています。ただ、御厨貴文が今週から戻ってきて足の違和感がある選手が最終ラインにいたので、苔口を投入するタイミングを図っていました。その中でも要所要所を抑えていたので、どこかで入れようとは思っていました。最終ラインの選手のケガが足かせになっていたのはあります。小松君と同じタイミングで出ていればというところで、仕事をさせてあげたほうと、あげられなかったほうとの違いはあると思います」

Q：中島翔哉選手の期限付き移籍終了と秋本倫孝選手の出場停止が大きかったでしょうか？
「もちろん影響する・しないで言えば大きいと思います。ただ、僕らのチームは選手を出してお金が入ってくるとか、クラブ自体が勉強しています。人の入れ替わりはあって積み重ねが厳しいということは正直ありますが、その分は周りの選手が、決まったポジションが空くことによって活性化し、僕が試合を決めるんだという部分が出てくるのは大きいです。もっと活性化するために出て行ったと思っています」

以上