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【J1:第22節 G大阪 vs 新潟】レポート:ゴールラッシュのG大阪が、3試合ぶりの白星。(14.08.31)

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G大阪は前節・甲府戦からスタメンを一人入れ替え、甲府戦の後半に存在感を示したMF二川孝広が今季のリーグ戦では5度目となる先発出場。対する新潟はMFレオ シルバ、DF大井健太郎の出場停止を受け、ボランチにはMF小泉慶が、センターバックにはリーグ戦初出場のDF宋株熏がピッチに。またFW成岡翔に代わってFW指宿洋史がリーグ戦初先発を飾る。

立ち上がりは五分の展開。G大阪がボールを支配するものの、新潟も個々が球際、人への強さを発揮した堅守で対応。アタッキングエリアへの侵入を許さない。その状況を打開するべく、G大阪は相手のDFラインの背後を狙ったサイド攻撃を織り交ぜながら攻撃の形を作り上げ、4分には左サイドから決定的な場面を迎えるが、MF倉田秋のダイビングヘッドによるシュートは新潟GK守田達弥が正面でセーブ。落ち着いて対応する。そうしてG大阪の攻撃を防いだ後は、新潟もサイドを効果的に使いながら攻撃を展開。FW指宿を活かした攻撃で幾度かシュートチャンスを作り出すが、エリア内に侵入しても、そこからの個のアイデアやパスの精度が乏しく、チャンスを生かし切れない。24分にはカウンターからFW岡本英也がこの日一番ともいうべき決定機を見出すが、シュートはゴール左に流れてしまう。

となれば、25分過ぎから徐々にペースを握り返しつつあったG大阪の攻撃が息を吹き返すことに。しかも31分に、MF遠藤保仁のFKをDF西野貴治が頭であわせ、先制点をものにすると、一気に流れがG大阪へ。36分にMF宇佐美貴史の強烈なシュートこそバーに嫌われたものの、その3分後の39分には右サイドのDF米倉恒貴からのドンピシャのクロスをMF倉田がダイビングヘッドであわせて追加点を奪い2-0。更に44分にはMF二川のペナルティエリア外からのミドルシュートが相手DFにあたってゴールに吸い込まれ3−0と、わずか15分間であっという間に3ゴールを奪い、前半を折り返す。

3点ものビハインドを負った展開に、新潟は後半スタートからFW鈴木武蔵、MF成岡翔と前線の選手を二枚投入。新潟が反撃に出るが、3点のリードを奪ったG大阪の守備もほころびがなく、なかなか決定的な形を作り出せない。前半以上にサイドからの攻撃を増やしたり、相手のDFラインの背後を使って攻撃の形を作り出したりと、FW指宿やFW鈴木の特徴を活かした攻撃でチャンスを見出しても、ことごとくG大阪の守備陣に対応され、ゴールを奪えない。63分にはDF松原健のスルーパスに反応したFW鈴木がエリア内に侵入しシュートを放つがわずかに左へ。こうして前半から続く決定力不足を克服できないまま時間が過ぎていく。

それに対してG大阪は後半、攻撃の勢いを増した新潟を受けにまわる時間が増え、攻め込まれる時間帯も。ただしGK東口順昭を中心として集中力の欠如はみられず、身体を張った守備で対応。前節で3失点を喫した反省もあってか、堅守が光る。とはいえ、3点のリードを奪いながらも、守勢にまわる時間が続くことは決して得策ではないと考えたのだろう。長谷川健太監督が動き、64分にMF阿部浩之を、69分にFW佐藤晃大を、更に80分にFWリンスをというように、前線にフレッシュな顔ぶれを揃えると攻撃が活性化。72分にはカウンターから抜け出したFW佐藤がエリア内に持ち込んで放ったシュートは相手GKに阻まれたものの、こぼれ球をMF倉田が押し込み、待望の追加点を手に。更に90分にもMF遠藤からの絶妙なパスに反応したFWリンスが5点目を奪い、5-0と試合を決める。

と、終わってみれば大差がついたものの、シュート数は互いに12本ずつという数字にも表れている通り、また内容的にみても決してG大阪のワンサイドゲームではなかったが、放ったシュートを何本ゴールにおさめたかはもちろん、シュートに持ち込むまでの攻撃の組み立てや精度ということで考えるなら、G大阪が勝ってしかるべき試合だった。

以上

2014.08.31 Reported by 高村美砂
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