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【J2:第29節 讃岐 vs 岡山】プレビュー:前回の対戦では讃岐が2点を先制するも終盤に追いついた岡山がドローに持ち込む。今季、ようやく実現した瀬戸大橋ダービー決着の時が来た!(14.08.31)

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四国・香川県と本州・岡山県を結ぶ瀬戸大橋の開業から26年。今季、新しく誕生した“瀬戸大橋ダービー”。香川と岡山は民間放送局5局が同じ放送エリアでもあり、サッカーを通じて、より身近な存在となりライバルになった。カンスタで行われた瀬戸大橋ダービー一戦目(第21節)は、讃岐が2−0でリードするも87分から2失点を許し、2−2の引き分け。勝負は持ち越しとなった。一度は掴みかけた勝利を逃した讃岐が、その悔しさをはらすのか?岡山がJリーグの先輩としてのプライドを見せるのか?夏休み最終日を彩るにふさわしい熱き戦いになるだろう。

岡山は前節、関塚隆監督就任以降、負けのない千葉をホームに迎えての上位対決。どちらも前へ前へとゴールへの意識が高い見応えのある試合だった。前半、主導権を握った岡山は8本ものシュートを放つがゴールネットを揺らすことが出来ない。ふりしきる雨の中、懸命に声援を送るサポーターに応えたのは岡山だった。60分、三村真のペナルティエリア内からのグラウンダーのクロスを清水慎太郎が押し込み先制。巻き返しを図りたい千葉は、終盤にパワープレイを試みるも運動量の落ちない岡山を崩すことが出来ず、1−0で試合終了。今季、岡山の特徴である勝負強さを見せつけた。

この試合、岡山は「攻守の切り替えの早さ」、「スピード」、「ハードワーク」、サポーターに後押しされての「勝利への執念」、全てにおいて素晴らしい内容だった。讃岐戦に向け影山雅永監督は「さらにパワーを持って、瀬戸内海の向こうに思いきって行けるように、しっかり準備をしたい」と語っていた。前回の対戦では讃岐に主導権を握られた岡山だが、今度はリーグ6年目の貫録を敵地で見せつけたいところだ。

そんな岡山を迎え撃つ讃岐は前節、ホームで京都と対戦。試合前、北野誠監督が「割り切って守らないといけない」と話していた通り、前線に木島良輔を残し、あとは全員が引いて守備を固めた。その戦術がピタリとはまり、木島が2ゴールをあげる。が、その後、京都に立て続けに2点を奪われ2−2のドローという結果に終わった。2失点目は、それまで引いて守っていた讃岐の中盤が上げるのか引くのか、ややあいまいになってしまっての結果だった。北野誠監督は「選手の距離感は合っていた。ただ高さが間違っていただけ。もったいないなぁと思う」と悔しさをにじませた。

岡山戦について北野監督は「すごく大事な試合」と位置付け、「ある程度、割り切っていく」と試合の展望を語った。ただし「京都とは、ちょっと違うやり方をしないといけない。今度はラインをしっかり押し上げないとしんどいかな」と前節とはまた少し違う戦い方を示唆。攻撃面においては、得意のカウンターのみならず、ボールを動かしてスペースを作る展開も狙いたいところ。それにはサイドの動きが重要となってくる。ボールホルダーの動きに呼応しての2人目、3人目の動き出しを入念に確認するピッチには、上村健一ヘッドコーチの「おまえ達、絶対に勝つんだろ!」という声が響いていた。

前回の対戦(第11節)で4−1と完敗を喫した京都を相手に2−2と讃岐は進化を見せた。だが、リーグは残り14試合。J2リーグ生き残りをかけ、進化ではなく結果が必要だ。瀬戸大橋ダービーには2,000〜3,000人の岡山サポーターが大挙してくると予想されている。アウェイジャックされないよう、また苦難の末に勝ち取ったJ2という舞台で讃岐が戦い続けられるよう、讃岐サポーターには一人でも二人でもより多くの人を誘って丸亀競技場に足を運んでもらいたい。香川県民のエールが讃岐の選手たちに力を与えてくれるはずだから・・・。

以上

2014.08.30 Reported by 中條さくら(オフィスひやあつ)
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