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【J1:第22節 G大阪 vs 新潟】プレビュー:ガンバの攻撃力は、新潟の守備力を上回れるか。(14.08.30)

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G大阪は今季、リーグ戦を7試合ずつ5クールに分け、1クールでの勝点目標を14(注:ラストクールは6試合)に設定して戦いを進めてきた。試合数の設定こそ違えど、クール分けの設定は昨年同様のことで「着実に勝点を積み上げていくためにも、クールごとに区分けした方が選手も目標を描きやすいはず」と長谷川健太監督。そうした狙いのもと、第15節から直近の第21節までの第3クールでは勝点16を積み上げ、今季初のクール目標を達成した。

その事実を踏まえ、第4クールの戦いを前に「第4クールは真価が問われるクール。リーグ戦の間にヤマザキナビスコカップや天皇杯を挟んだり、U-21日本代表のDF西野貴治がナビスコカップ準々決勝後にチームを離れると考えても、チーム力を問われる。総力戦で結果を求めたい」と同監督。その初戦となるアルビレックス新潟戦に向けては、「相手は主力の二人が出場停止だが、それによってチャンスを手にした選手は間違いなく燃える。チームとしても彼らがいないから負けたとは言われたくないはずだし、逆に主力が抜けた試合だからこそプラスアルファの力を出して戦ってくるはず。また、全員がアグレッシブに守備をしてくる新潟に対し、こちらが足を止めては話にならない。球際、切り替えの速さなどを再確認した上で、どこを突いていくのかチームとしてしっかり意思統一をして臨みたい」と言葉を続けた。

その言葉通り、堅守を誇る新潟に対して、どういった攻撃を仕掛け、得点を奪えるかは明暗を分けるポイントになりそう。エースFW宇佐美貴史とともに、チームを牽引するFWパトリックも新潟戦に向けて語気を強める。
「ここ最近の試合をみても、出場停止の二人は確かに新潟のキーマンだと思うし、僕たちは彼らがいない穴をいかして攻撃をしていきたいと思っています。ただし、新潟は彼らがいなくても、個々のマークがすごく激しいチームですから。こじあけるのは簡単ではないはずですが、チームとして得点をあげるために、僕自身も前線でしっかりボールをおさめられるようなプレーをしたいと思っています」(パトリック)。

また中断明けのJ1リーグ戦では最多失点となった前節の甲府戦を踏まえ気を吐くのが、昨年まで新潟に在籍していたGK東口順昭だ。古巣との対戦には「どの試合でも勝ちたいのは同じ。特に気にしてない」としながらも「新潟は誰が出ても頑張るチーム。個々のボールを奪いに行く意識も高く、守備からリズムを作るのは新潟のスタイルでもある。その堅守をこじあけるのは難しいとは思いますが、それを覚悟した上でこちらも粘り強く戦いたいし、一方でカウンターにも気をつけながら試合を進めたい」と警戒を強めた。その上で好調を続ける彼が古巣相手にどんな存在感を示すのかも楽しみにしたい。

新潟は前節、最下位の徳島に敗戦。第20節の大宮アルディージャ戦に続く勝利での連勝はならず、順位を11位に落とす結果となった。ただし、中断明け以降の課題とされてきた決定力不足については、ここ4試合で3得点と気を吐くFW成岡翔を中心に徐々に攻撃の形も作れるようになっているのは明るい兆しか。第2節にホームで対戦した際は元新潟GKの東口が立ちはだかるゴールをこじあけることは出来なかったが、そのリベンジといきたいところだろう。

ただ、一方で前節の徳島戦の前半のように、堅守を誇る新潟としては珍しく、守備にまわった際のミスが多く、約束事の徹底が疎かになっているのは気になるところ。柳下正明監督が築き上げてきたそもそもの守備力を思えば、結果が現状を一気に奏功させる可能性は十分にあるが、G大阪の攻撃力を思えばこそ、その守備力をいかに修正してくるかも見どころになりそう。ただし、今節はボランチを定位置に圧倒的な存在感を示し続けてきたMFレオ シルバと守備の中心選手であるDF大井健太郎の二人が出場停止に。新潟の守備力を語る上で存在感を放ってきた二人だけに彼らの欠場は痛いが、そこは代わってチャンスを掴んだ選手の奮起を期待したいところ。チーム力の真価を問われる一戦になりそうだ。

以上

2014.08.29 Reported by 高村美砂
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