夏休みも残り少なくなり、少しずつではあるが秋の気配を感じ始めた今日この頃。そして夏休みの宿題がまだ終わっていない子どもにとっては、辛く苦しい日が続いているのかも。そんな中、8月23日(土)に行われた讃岐の『おもてなし』イベントの取材中、ファンやサポーターの写真を撮っていると、大きな画用紙を持つ少女を見つけた。その画用紙をよ〜く見ると、そこには『カマタマーレ讃岐の研究』、さらにはチームのエンブレムが描かれており、彼女はそれを大事そうに両手で抱え、じっくりと練習を見学していた。
彼女の名前は吉田うららちゃん、小学6年生。実は夏休みの宿題の自由研究で、カマタマーレ讃岐をテーマにしており、この日はその“総仕上げ”のために練習に来ていたらしい。
うららちゃんが讃岐を応援し始めたのは昨年のこと。初めて行った時はあまりサッカーに興味は無かったが、だんだんと試合の面白さや応援する楽しさを知り、今ではホームはもちろん、アウェイでの試合にも家族で行くほどの熱烈なサポーターの一人となった。
そして今年の夏、自由研究のテーマがなかなか決まらず悩んでいた時、お父さんの誠治さんが「カマタマーレを題材にしたら?」と言ったのがその研究の始まりとなった。「最初は冗談だった」と誠治さんは話したが、それを聞いたうららちゃんは「カマタマーレが好きだし、やってみよう」と思い、カマタマーレ讃岐の研究が始まった。
多くの資料やインターネットなどを駆使し始まったカマタマーレ讃岐の研究。チームが発足してからの年表や、チーム名の由来。さらにはユニフォームのデザインについても細かく調べ、研究を進めて行った。中でもチームの年表を作るのが一番大変だったらしく、「分かりやすく書くのがとても難しかった」と語り、またユニフォームについても「いろいろ調べたけど、今年のデザインが一番かっこよかった」という研究成果(?)も聞かせてくれた。
そして研究の最後に行うのが、チーム全員のサインをもらうこと。練習を終えた選手を見つけると、大事に持っていた自由研究の表紙、そしてサイン用の紙を見せ「自由研究でカマタマーレの研究をしました。サインをお願いします」と選手一人ひとりに声をかけてまわった。それを見た選手も「おぉ、すごいじゃん!チームを取り上げてくれてありがとう」と、驚きと感謝の気持ちを込めてペンを走らせていた。また選手だけではなく、北野誠監督や上村健一ヘッドコーチにもサインを書いてもらい、ついにカマタマーレの全てが詰まった自由研究が完成。最後にうららちゃんは「カマタマーレ讃岐というチームがあって、もっと応援に来てほしい」と、満面の笑みを浮かべてくれた。
以上
2014.08.28 Reported by 小谷秀斗(オフィスひやあつ)
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