●レアンドロ ドミンゲス選手(名古屋):
Q:古巣・柏との対戦となりましたが、今日の試合を振り返って下さい。
「難しい試合になる事は予想していました。自分達が先制したのですが、その後のチャンスで決められず、終盤に追いつかれた事は悲しく思います。チャンスで追加点を決めていれば、試合も決定づけられたと思っています」
Q:柏レイソルの選手とは何かコミュニケーションはあったのでしょうか?
「これまで4年間一緒に戦い、多くのタイトルも獲得したチームメイトです。それでもピッチの中ではお互い、それぞれのチームの人間として戦っています。ピッチの外での会話はありました。試合中には、自分がシミュレーションの判定でイエローカードを受けた場面で、相手の大谷(秀和)選手が近寄ってきて『当たってはいたよね』と笑っていた事が印象に残っています」
Q:これでグランパスで7試合を戦いましたが、現在のチームへのフィットという部分ではどう感じているのでしょうか?
「チーム全体として徐々に良くなってきています。それでも先ほども言いましたが、もっとチャンスで決める必要がありますし、そのためには冷静なる必要もあります。例えば鹿島戦でも良い内容で戦いながら最後に失点し敗れました。今日もチャンスで決められない事で自分達を苦しくし、最後に引き分けとされました。すごく残念な結果だと思います」
Q:チームとしてもう1つ上の段階へ進むためには、何が必要だとお考えでしょうか?
「最後の場面でチャンスを決めるため、もっと冷静でなくてはいけません。チーム自体としてチャンスは作り出せていますし、そこで決める力が必要です。あとは注意力も、もっと必要です。今日も最後に失点するだけのスペースを与えましたが、それをなくすためにも注意力がもっと必要です」
●川又堅碁選手(名古屋):
Q:ホームで初めての試合となりましたが?
「勝ちたかったですし、悔しいです」
Q:90分で通用した部分、または課題があればお聞かせください。
「久しぶりの90分の出場で、これまでのように最後まで走り切る事が出来ませんでした。そういった部分をもっと上げ、そしてフォワードとしてはゴールを決めなければ試合に出た意味がありません。それが次への課題だと思っています」
Q:試合開始からは右サイドハーフで、終盤はセンターフォワードの位置でのプレーとなりましたが?
「ある程度守備に回りますが相手の橋本(和)選手をケアし、そこから攻撃を仕掛ける事を意識していました。終盤にセンターへ移ってからはもっと相手の裏へ抜けたり、攻撃の起点となる必要がありました。それが出来なかったのは、もっとコンディションを上げる必要がありますし、最後まで走り切る必要があります。
センターフォワードはゴールに1番近いポジションですし、ゴールを決めなければ意味がありません。今思い返すと後半最後の場面、永井選手へパスを出した場面がありましたが、自分で打っても良かったかと思っています。あれで決まっていれば問題がなかったかもしれませんが、いくつかある選択肢のなかでパスを選んだのは自分ですし、もっと強引に打っても良かったかと思っています」
Q:ゴールに飢えている感覚が、まだ満たされませんが?
「そうですね、ゴールを決める事が自分の仕事です。次の試合で決めグランパスのサポーターに認められたいと思っています。グランパスは個々のスキルが高く頼りになり、自分は最後の場面で飛び込むだけだと思っています。そのためにもっと状況判断を早くし、周りの選手も使いながらゴールを決めるポジションへ飛び込めるよう、それを来週の試合で見せられるよう頑張ります」
●牟田雄祐選手(名古屋):
Q:引き分けですが、我慢して守れていただけに残念な結果でした。
「そうですね、難しいところでした」
Q:前半から相手5人のアタッカーに対してサイドハーフを入れた6人でうまく守れていました。しかし失点のところは、そのバランスが崩れてしまいましたね。
「そうですね、ちょっと誰が行くのか、誰を見るのかというのが曖昧になって、ボールにもプレッシャーがかかっていませんでしたし、その中でペナルティエリア内の相手の動きに後手は踏んでいないんですが、対応がしきれていませんでしたね」
Q:相手の意図的な攻撃に対し、守備の内容としてはそこまで悪くはなかったと思います。
「けっこうディフェンシブにというか、守ってばかりのところがありましたし、自分たちでボールを動かしてという展開にしたかったんですけど、相手の時間が長くて。しかも1点は取れていたので、我慢しきらなければいけませんでした。簡単には勝てないですね」
Q:しかし今季はもう少しで、という時に何かが起こりますね。
「そうなんですよね。それが何なのかはわかりませんが、下を向いても仕方がないですし、前に進むしかないです。悪かったところは修正して、次に向かいます」
●楢崎正剛選手(名古屋):
Q:今日は川又選手と永井選手が守らされましたが、守備陣全体としても難しい試合ではあったんですか?
「後ろで混乱が起きないようにああいう策を立てたわけですけど(川又)堅碁も永井もFWの選手ですからね。なかなか難しかったです。でもやれるだけのところまではしっかり頑張ってましたよ」
Q:その意味では、ケネディ選手が交代した後、サイドハーフの選手が代わった後に失点したのが残念でした。
「何回か右サイドは、ジョシュア(ケネディ)が代わる前からジョシュアが最終ラインまで戻ったりとか、堅碁が戻りきれなかったりとかして、(矢野)貴章が大変な時もあったんでね。(松田)リキが入って大丈夫かなと思ったけど、混乱が続いてしまったところはあった」
Q:DFラインは我慢の連続だったわけですね。
「あまり怖さはなかったけどね。最終的なところだけ」
Q:柏の選手は名古屋の交代後に動きやすくなったとも言っていました。
「そういう流れはありましたね。守備にちょっと綻びができた時に、そこをしっかり締めるというか修正するというか、しっかりやっていかないと。体力がある時はカウンターでも頑張って戻れるけど、そうじゃなかったらいろんなポジショニングやフレッシュな交代選手の頑張りとかでも、カバーしてやっていかないととは思いますけどね」
Q:今日も豊田スタジアムで勝てませんでした。今季の豊田スタジアム開催試合は残り1つです。
「残念ですよ。締まりきらないイメージがついてしまって、拭い去るのも大変です。それを払しょくするには倍ぐらいの力がいるからね」
●矢野貴章選手(名古屋):
Q:今日はDFラインが我慢の連続でしたね。対応としても難しかったですか?
「ほとんどチャンスは作らせなかったと思うんですけど、やっぱり最後の苦しくなってきた時、足が止まった時にやられてしまったという感じです。非常にもったいない試合です」
Q:相手の攻撃陣5人に対しては、こちらのサイドハーフを含めた6人で対応したわけですが、連係としてもかなり気を使ったと思います。
「そうですね。堅碁とかサイドハーフをやったことのない選手がいたこともあるし。堅碁はがんばって戻って対応してくれていたんですけど、選手が代わってポジショニングのズレができた時に対応がしきれなくなって、失点してしまったなという感じはあります」
Q:今日は自身もオーバーラップできず、かなりストレスがたまったのでは?
「でも、こういう試合を抑えるのがDFの仕事だと思うので、非常に悔しいですね」
Q:今季は終盤にリードを守りきれない展開が多いです。終盤を意識しすぎてしまう雰囲気がありますか?
「そういうつもりはないんですけど、どこかに勝っていないことでそういう心理状況になりやすいということはあるかもしれませんね」
●太田徹郎選手(柏):
Q:途中から入って流れを変えました。何を変えようと思ったか、監督からの指示も含めていかがでしたか?
「ひとつは起点になってくれということでした。自分に入ったら落ち着かせて、相手の嫌がるクロスやドリブルを意識して試合に入りました」
Q:しかし入ってからしばらくは、あまりその狙いもうまくいかなかった印象です。
「そうですね、ちょっと守備に追われるところもあって。でも時間が経つにつれて慣れてきたんで、いつも通りやるだけでした。変な意識もなかったです」
Q:自分たちの狙いとして、相手を押し込んだ後の崩しのイメージとしては?
「前半もアーリークロスであったり工夫はしていたと思うので、そんなに悪かった印象もなかったです。でもクロスの質とかで言えば、今日はピッチが濡れていたので、低いクロスとかそういうボールをもっと入れた方がいいかなとは思っていました」
Q:得点ですが、うまく流し込めた感じですか?
「正直、コントロールがうまくできなくて、敵に当たって入ったというラッキーなゴールだったんですけど、でもあの押し込んでいる時間帯、左サイドで攻めている時は右サイドはずっとフリーだったので、いつかはこぼれてくるという狙い通りではありましたね。向こうで崩してこっちにラストパスというイメージでいたんですけど、左の人もけっこう貪欲にシュートとか狙っていたので、こぼれ球を狙っていました」
●高山薫選手(柏):
Q:前半から最後の崩しの面でうまくいかないことが多かったですね。
「そうですね。後半はむしろ良かったと思うんですけどね。前半は相手が完全マンツーで、(橋本)和くんに完全に堅碁が付いていたので。だから監督には『川又を迷わせるポジションを取れ』って言われて、相手のメンバーが変わった後に上手くいきはじめました。前半は連動した動きじゃなくて、個人で駆け引きしてボールを受けてみたいな感じが多かったので、それに比べたら後半はチャンスも作れたし、自分はシュートを外しちゃったけどそこから(太田)徹郎が決めてくれて。そういう場面が作れるようになったと思います。自分は堅碁をオレにつかせるとか、中途半端なポジションを取るとかしていましたね」
Q:相手のメンバーが代わった後に流れが変わったんですね?
「けっこうオレもサイドバックの位置でボールを受けてみたりとかして、そうすると和くんが前向いてボール受けられるようになったということがあると思います」
Q:前半のうちに何かを変えることは難しい状況でしたか?
「そうですね。このままじゃダメだって感じはしていましたし、監督の指示も良かったと思います」
Q:追いついた後も勢いに乗っていける感じもしましたが。
「もう少し早く得点を取ってたら2点目も取れていたかもしれないので、勝点1は取れたんですけど、勝てた可能性もあった試合だったと思います」
●茨田陽生選手(柏):
Q:自分が入ってからどのように試合を変えていこうと考えていましたか?
「ロングボールだったりスルーパスだったり、自分の持ち味で流れをまずは自分たちの方に引き寄せて、ゴールの雰囲気を自分が作っていかないといけないと思いながら入りました。監督からの指示も同じような感じでした」
Q:前半からピッチの外で見ていた試合の流れはどのようなものでしたか?
「やられてると言ってもロングボールからのスピードだったり、高さだったりという身体的なところだったと思うので、そこまで崩されているようには見えませんでした。そういうところでは時間が経つにつれて体力的にも疲れてくるだろうし、そういうところで後半は押し込んで、どこまで得点が取れるかっていうところだったと思いますね」
Q:相手の交代前後んで流れが変わりましたか?
「どちらかというとそれまでで自分たちの流れにできたから、相手も交代をするような状況になったと思います。相手のメンバーが代わったことより、自分が入った後に何をするかに自信を持ってやっていこうと思っていました」
Q:得点後はそのまま勝ちにつなげていけそうな雰囲気もありました。
「そうですね。自分が入ってすぐにでも得点が取れていれば、その後に2点目が取れた確率も上がっていたと思うので。途中から入る選手は最初から100で行かなければいけないと思いましたね」
以上
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