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【J1:第21節 F東京 vs 浦和】プレビュー:覇権争いの山場。F東京が首位浦和と味スタで対戦(14.08.23)

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興味深い一戦が始まる。現在首位を走る浦和と、5位へと浮上したF東京。両クラブが味スタで顔を合わせる。

水曜日の天皇杯では大幅にメンバーを入れ替えた浦和に対し、F東京はメンバーをほぼ入れ替えずに戦った。その疲労度がどこまで影響するかも試合のポイントとなるだろう。

今季の前回対戦は、1点を争う試合となった。現在、14失点でリーグ最少失点を誇る浦和と、15失点で2位のF東京。今回もその構図となるはずだ。

ただし、両者の守り方は対照的だ。人数を掛けて守る浦和に対し、F東京は量で勝負する。その戦術の違いが、この試合を面白くする要素となるだろう。

刮目すべきは、やはり中盤の争いとなる。ピッチの横幅68mに対し、F東京は中盤を3人でカバーしている。特に、インサイドハーフの2人の運動量は、リーグでも屈指の強度が求められる。また、F東京は、ゴール前の守備の精度も高くなってきている。シュートを打たれたとしても、しっかりとコースを限定し、プレッシャーにもいけている。ここ数試合は、ほとんど相手に決定機をつくらせていないのも事実だ。権田修一は「(中断明けの)天皇杯2回戦の秋田や、鹿島戦では終盤にミスがあった。だけど、今は変な取られ方もしなくなった」と言う。90分間のゲームマネジメントが飛躍的に伸びてきたことで、現在リーグ5連続完封と、8戦負けなしという記録につながっているのだろう。

逆に、浦和は4人でその幅を埋め、さらに後ろには5人が並んでスペースを消す。圧倒的な人海戦術でスキをつくらない。双方の守備戦術がどうかみ合うかにも注目だ。そして、互いにボールを奪うと、すばやくゴールへと迫る。スピーディーな展開が予想され、息つく暇もない内容となるはずだ。

仮に、F東京が先制点を奪えた場合、そこからが問題だ。現在は、そこに課題を残している。権田は言う。

「攻めに行くのか、それとも落ち着かせるのか。そこの精度を上げないといけない」

ボールを保持するのか、それとも2点目を奪いに行くのか。その判断を的確に行わなければいけない。強者への階段を上るためには、避けては通れない道となる。

F東京が上位に進出するためには、この浦和戦で勝点3を得ることが大きな意味を持つ。ただし、浦和にとっても優勝戦線を抜け出るためには勝利が必要な試合でもある。

いよいよこれで21節を迎える。ここから一気に、趨勢が傾き始める。リーグの覇権争いに生き残るためには、勝点をいかに粘り強く積み上げていけるかに懸かっている。浦和は06年以来の優勝を果たすためにも、F東京が初のリーグ制覇に挑戦するためにも、ここが大きな山場となるのは間違いないはずだ。

以上

2014.08.22 Reported by 馬場康平
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