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【J1:第20節 G大阪 vs 名古屋】レポート:ガンバ大阪の連勝が止まり、名古屋が8試合ぶりの白星。西野朗監督はJ1通算250勝目!(14.08.17)

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5連勝のガンバ大阪と、5戦白星のない名古屋という対照的なチームの顔合わせとなった今節。先に仕掛けたのはG大阪だった。開始直後の2分。「レアンドロ・ドミンゲスにぶつけるため(長谷川健太監督)」に、リーグ戦では6試合ぶりの先発出場となった左サイドバックのDF藤春廣輝が放り込んだクロスボールをにFWパトリックが左足でダイレクトで合わせるが、これはバーを叩いてゴールにはならず。その後も狙い通りに、左サイドを攻略した攻撃が何度か続く。だが、その時間帯を名古屋に落ち着いて対応されると少しずつ名古屋にペースを握られる展開に。ボールを奪っても攻撃を作り上げる段階でミスも多く、また名古屋にも攻撃の生命線であるボランチやFW宇佐美への対応を徹底されたことで、アタッキングサードに切れ込んでいく鋭い攻撃がみられない。
対する名古屋は立ち上がりのやや押し込まれた時間帯を堅守で跳ね返すと、徐々に試合が落ち着き始める。残念ながらフィニッシュまでいくシーンは少なかったものの、俊足のFW永井謙佑をターゲットにG大阪のDFラインの背後を狙ったカウンターでゴールを目指すシーンも。それによって徐々にG大阪のDFラインを押し込んでいく。

互いに相手の良さを消した堅守が光る堅い展開が続く中、この日一番のビックチャンスを迎えたのは名古屋だった。37分。左サイドでFW永井が相手DFのボールをかっさらうと、そのままゴールへ一直線。G大阪のGK東口順昭と1対1の場面を迎えるが、GKの出方を見て流し込むよう放ったシュートは右ポストを叩いてゴールラインを割れず。今のチーム状況を示すかのようにビッグチャンスをものにできない。結局、前半は両者ともにゴールが奪えず、スコアレスで折り返す。

後半も立ち上がりから拮抗した展開が続くが、前半からハードワークを続けてきた名古屋が少しずつイニシアチブを握ることに。60分には右サイドのDF矢野貴章のクロスに合わせFW永井が強烈なシュートを放つがGK東口がビッグセーブ。徐々に流れを引き寄せると、それを加速させるべく西野朗監督が動き、名古屋への移籍加入から3日目のFW川又堅碁を投入。勝負に出ると、その2分後にはセットプレーからDF闘莉王が、66分には右サイドからのクロスをやや遠目からFW永井がドンピシャのタイミングでシュートを放つなど、攻撃が勢いを示すも、いずれもGK東口に対応されゴールが奪えない。
そうしたGK東口の奮起にも促され、また、67分にMF二川孝広、DF米倉恒貴が二枚同時にピッチに立つと、停滞していたG大阪の攻撃が活性化。再びペースを握り返すとは両サイドを効果的に使いながら攻撃を展開。72分には、左サイドを高客した流れから最後はMF宇佐美貴史がシュートを放つもこれは相手DFに当たりゴールにならず。更に76分にはMF遠藤保仁のフリーキックが相手GKの手をかすめてバーを叩くなどゴールの匂いを感じさせる攻撃が続く。

だが、先制点を奪ったのは名古屋だった。78分、ゴール前中央、ペナルティエリアやや外の位置でクロスボールに対するG大阪選手のクリアがルーズになったところを突いてMFレアンドロ・ドミンゲスがダイレクトで右足を振り抜くと、ボールは一閃、ゴール右へ。好セーブを続けていたGK東口が一歩も動けない状況でゴールネットを揺らし、名古屋が待望の先制点をものにする。となれば、当然ながらG大阪もよりゴールへの意欲を強めるが、ここ数試合の反省もあってか名古屋も慌てることなく落ち着いて対応。最後まで危なげなく試合を進め、0-1で試合終了。名古屋が5月6日以来、約3ヶ月半ぶりの白星を手にし、降格圏を脱出した。

余談だが、この試合の勝利で名古屋の西野朗監督は前人未踏の『J1通算250勝』を達成した。2004年の100勝目、2006年の150勝目、2009年の200勝目と、いずれもG大阪の監督として、しかもホーム『万博記念競技場』で偉業を達成して来た西野監督。今回は名古屋の監督としてではあったものの、またしても『万博記念競技場』で、メモリアルな勝利となった。

以上

2014.08.17 Reported by 高村美砂
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