東京Vクラブハウスのラウンジは、グラウンドが見渡せるようにガラス張りの部分が多く、天井もガラス張りです。そのため、太陽の光が煌々と差し込み、日中は本当に明るくて、筆者のとても好きな空間です。
ただ、さすがに夏場のこの季節、遮るものなく煌々と照りつける日差しによって温められるラウンジはまさに蒸し風呂!エアコンも、エコ設定では効果をなさないほどなのです。
そこで、東京V社員が思い立ちました。「メディアの方やロビーに来るお客様が少しでも涼しくなるように、“グリーン・カーテン”を作ろう!」。そして、ゴーヤを使った「ヴェルディ・エコ・プロジェクト」が始まったのでした。
伸びた弦とそこに生える葉がうまくカーテンとなるように計算して網を張り、“グリーン・カーテン”として完成する日を待ちわびて、毎日プランターに水やり。陽当たり良好の最高の環境にゴーヤは順調にすくすく弦が伸び、立派な実をつけたのですが…唯一、想定外の事態が待っていました。
「思った以上に、葉が大きくならなくて…(ゴーヤ担当スタッフY氏)」
葉と葉の間がスカスカ。残念ながら日光を遮断するような“カーテン”とは程遠く、ある意味、立派なゴーヤ栽培プロジェクトに終わったのでした。
それでも、Y氏はこのプロジェクトの思わぬ効果に胸を張ります。「毎日成長具合を報告しあったり、『もう水やった?』などとスタッフ同士の会話がすごく増えました。立派な実もなりはじめています。2階に食堂があるので調理にも使ってもらいたいですね。もしかしたら、メニューに『ゴーヤチャンプルー』が出てくるかもしれません。そういう楽しみもあります。“カーテン”としては失敗となってしまいましたが、結果的にやってよかったと思っています」
この一連の話を聞いて、以前、クラブハウスで金魚を飼っていたことを思い出しました。当時、口数が多くなく、あまりメディアとは無駄話をしない若い選手が、孵化した金魚の入った水槽を見つめ「お前、大きくなったな〜」と語りかけている姿を見て、彼の優しい一面を知ったことがありました。今回の「会話が増えた」とのエピソードもそうですが、生物の成長は人間に本当にかけがえのないものを与えてくれるのだと、改めて思いました。
Yさん。今年の失敗を糧に、ぜひ、来年も“グリーン・カーテン”の再トライをお願いします!(笑)
以上
2014.08.14 Reported by 上岡真里江
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