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【J2日記】熊本:高校総体決勝、大津(熊本)vs東福岡(福岡)外伝(14.08.13)

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山梨県で行われていた南関東インターハイ サッカー競技では熊本県代表の大津高校が初の決勝進出を果たし、決勝で東福岡高校に1−4と敗れたものの、これまでの最高成績である全国3位(ベスト4)という同校の歴史を塗り替える快挙を成し遂げました。

数多くのJリーガーを輩出している両校ですが、今年のチームで5人、今までに在籍したOBも含めると述べ12名の卒業生が在籍するなど、熊本にとって大津高校は非常に縁の深いチーム。ベスト4進出を決めたあたりから、同校OBの選手たちも試合の結果を気にかけていたものです。
「自分たちの成績(インターハイ3位)を更新されて悔しいです」と笑っていたのは、谷口彰悟選手(川崎F)、松本大輝選手(甲府)など同級生が5人もJリーガーになっている2009年度卒の澤田崇選手。在学時に決勝への道を阻まれたのが群馬・前橋育英高校だったこともあり、5年越しのリベンジを果たしての決勝進出はやはりうれしかった様子。
同校OBとして初めてワールドカップ代表メンバー(2006年ドイツ大会)となった巻誠一郎選手(1998年度卒)は、「平岡(和徳)先生がいる間に優勝してほしいと思っていたので、是非決勝でも勝ってほしい」と話していました。
また、山口武士コーチ(1997年度卒)にとっては、熊本のジュニアユース時代に指導した選手も活躍しての母校の決勝進出とあって、特に感慨深かったよう。「自分たちの時代はちょうど、(鹿島で同期になる)本山(雅志)がいて高校3冠を達成した世代で、東福岡は大きな壁でした。厳しい戦いになると思うけど、なんとか勝ってもらいたい」(山口コーチ)。

そして迎えた8日(金)の決勝戦。この日は当初、16時から午後練習が行われる予定でしたが、練習時間が14時半からに繰り上がったこともあり、トレーニングを終えた選手たちはクラブハウスの一室に集まり、後半途中からインターネット中継で後輩たちを応援したとのこと。
「平岡先生の息子さん(拓己選手)が3年生で、優勝するなら今回しかない!と思っていたんですけど…、でも準優勝も十分すばらしいし、うらやましい」と黒木晃平選手(2007年度卒)は後輩たちを讃えます。1年後輩にあたる藤本大選手(2008年度卒、数日前にレノファ山口へ期限付き移籍が発表になった)、澤田選手、巻選手らと、試合の行方を見守りました。

そんな中、「ちょっと肩身の狭い思いがしました(笑)」と話したのが、今月初めから練習に参加している九州産業大学4年の田中達也選手(東福岡高校2010年度卒)。「東福岡が同点に追いついてから見始めた」とのことですが、「福岡大とかの大学生とやっても全く遜色がないし、自分たちが練習試合をしてもボールを回される」という東福岡高校のうまさと強さが、延長戦に入って力を発揮。
「東福岡高校に追いつかれた時点で、これは厳しいかなと思った」と原田拓選手(2000年度卒)が振り返った通り、最後の最後で突き放され、初の全国制覇はお預けに。山口コーチが話していた「ユニフォームの胸に星を付けてほしい」という願いは今回、残念ながらかないませんでした。

「次は冬に期待します(黒木選手)」と、全国高校選手権に思いを託しつつ、後輩たちの活躍に大きな刺激を受けた先輩たちも、チームの浮上に力を注ぎます。
 
以上

2014.08.13 Reported by 井芹貴志
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