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【J2:第26節 富山 vs 山形】レポート:新戦力がいきなり活躍して富山が勝点1を加算。山形は先制パンチ鮮やかも連勝逃す。(14.08.11)

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富山は加入したばかりの新戦力の2人が活躍して勝点1を加算した。FW宮吉拓実は前半16分にCKからヘディングシュートで同点ゴールを決めた。ボランチで先発したMF井澤惇は的確にボールをさばいてゲーム運びに安定感をもたらした。

台風11号が北陸地方に最接近する中で試合は始まった。懸念したほど天候は悪化せず、約3,000人が来場して熱戦を見守った。
開始直後から強烈な存在感を発揮したのが富山生まれの山形のFW中島裕希。1分過ぎに右からのクロスで好機を演出すると、1分40秒にはスピードを生かして右サイドを突破し、MFロメロフランクの先制点を呼び込んだ。富山は相手陣深くからのクリアをフランクにヘディングで流され、一発でDF裏を突かれた。注意していたはずの立ち上がり、前回ホームゲームの愛媛戦と同じようなかたちで失点してしまった。
しかし、宮吉の同点弾が暗雲を吹き飛ばした。MF中島翔哉の動き出しに合わせて井澤がFKを素早くリスタートして右CKを獲得。宮吉はDFを振り切ってニアサイドでMF内田健太のキックに頭で合わせてゴールネットを揺らした。富山は落ち着きを取り戻し、ボールを奪った時に失わずに攻撃につなげる井澤と、守りで彼を助けるMF平出涼のボランチコンビを中心にリズムをつかんだ。

後半は山形が攻勢を強めて数多くチャンスをつくった。石崎信弘監督は「前半は攻撃のところで少し消極的だった。後半になり前にボールが動くようになった。風下にまわって逆にしっかりパスをつなげるようになった」と振り返っている。後半21分にはFW秋葉勝の左サイドからの折り返しを中島がヘディングで狙う。しかし富山はJリーグ初出場のGK柴田大地が俊敏に反応。触ったボールがバーに弾かれて体に当たったが枠外に転がる幸運も引き寄せてゴールを死守した。
終了直前には富山のFW白崎凌兵が自らボールを奪ってゴールに迫り、直後にもクロスの落としからシュートを放ったが得点は生まれない。山形もアディショナルタイムに2本のCKを得て勝ち越しを目指したが果たせなかった。

富山は今季4つめの引き分け。ドローに持ち込めず連敗が止まらない状況からは抜け出しつつある。半歩前進と捉えたい。先制点を許した試合での勝利は2011年11月19日の第36節・愛媛戦が最後で2年半以上遠ざかっている。先制して勝ち切るのが理想だが、今季中に逆転勝ちも可能な実力を身につけたい。

以上

2014.08.11 Reported by 赤壁逸朗
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