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【J2:第26節 松本 vs 栃木】プレビュー:前節に得た勝点1の意味は、今節試される。松本、連敗からの脱出を期す栃木と激突(14.08.10)

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2位と3位の直接対決ということもあり、注目を浴びた前節・磐田戦。松本は足首の負傷により欠場も想定された岩上祐三が先制点を挙げたことで試合を優位に進めた。個人能力に勝る磐田の前に冷や汗をかく場面も幾度かあったものの、集中を切らすことなく1点リードのまま終盤へ。しかし、磐田はやはり強かった。途中投入された山崎亮平のゴール前での個人技により失点し、逃げ切ることは叶わなかった。試合後の選手たちからも「勝点2を落とした試合」という雰囲気が漂っていたことも事実だ。ただ、磐田・シャムスカ監督曰く「勝点6の価値のある試合」でその差を縮ませなかったことは、最低限の結果は残せたと言えるのではないか。磐田との勝点差は試合前と変わることなく、4のままだ。まだまだ残り試合は多く、一山も二山も訪れよう。しかし今の松本に出来ることは、眼前の一試合で全力を尽くすことのみ。その積み重ねで、シーズン終了後に大輪の花を咲かせられるかどうか変わってくる。

その松本、今節はホームで栃木と対峙する。財政事情もあり今季から“育成型クラブ”へと方針転換し、昨季の屋台骨を担ったサビア・クリスティアーノ・パウリーニョの外国籍選手が移籍した。ただ、新たに就任した阪倉裕二監督は長らくコーチを務めており、チーム内事情は熟知している。廣瀬浩二・近藤祐介・菅和範ら既存選手に、瀬沼優司・重松健太郎・ドゥドゥら出場機会を欲する若手選手を加えたことで序盤は好スタートを切った。ただ現状はというと、第22節・千葉戦から第25節・讃岐戦まで屈辱の4連敗を喫しており、第21節終了時点では7位だった順位も15位まで下げてしまった。ホームでの連敗脱出を期して覚悟を持って臨んだ前節も1−2の敗戦。試合後の阪倉監督も「結果もそうだが試合内容が不甲斐なかった」と語るように、簡単なボールロストなど自らのミスも重なり持ち味を出せないままだった。

やはり負けが込むほど選手たちも自信喪失し、あるいは気負ってしまう。そして、ますますストロングポイントを発揮できない悪循環に陥ってしまう。栃木としては負の連鎖を断ち切るためにも今節は試金石となろう。7戦負けなしで2位の松本に土をつけることができれば、状況は一気に好転する可能性もある。栃木の強みといえば、やはりチーム全体が共有するハードワークの意識と前線のアタッカーの駒が揃っているところだろう。昨季まで2年半栃木でプレーしたサビアも「基本の部分はチームに浸透している」と評価するように歯車が噛み合った時の栃木のチームプレーは見物だ。また圧倒的な点取り屋こそいないものの、前線の選手たちが万遍なく得点を挙げている点も要注目。つまりどこからでも加点できるということで、守備陣としては気の休まる暇がない。

一方は7戦負けなし、もう一方は4連敗。下馬評では“松本有利”と映る。しかし、反町康治監督は「順位や現状は全く関係ない」と釘を刺す。ホームへと持ち帰った勝点1の意味は、今節に試される。

以上

2014.08.09 Reported by 多岐太宿
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