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【J1:第19節 甲府 vs 仙台】プレビュー:負けないけど勝てていない甲府と仙台が再開後初の勝点3を奪い合う。再開後の展開は似た者同士だが、残留争いから抜け出すきっかけをつかむのはどっちだ(14.08.09)

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夏の甲子園(高校野球)の阪神タイガースほどではないけれど、南関東総体2014の男子サッカー競技が山梨県内(甲府市や韮崎市など)で開催され、クラブの主要練習グラウンドである韮崎市中央公園が試合会場のひとつとなったために明け渡していた甲府。昔ほどではないが、その間は練習場を転々とし、リーグ戦も広島、徳島とアウェイが続いたが今節は3節ぶりのホームゲーム。J1再開後の勝利がまだないだけにホームで勝点3を積み上げて残留争いグループから抜け出すステップにしたいところ。

ただ、残留争いの渦中にいる下位から中位の一部はJ1再開後なかなか勝てないチームが多い。再開後に獲得した勝点を見ると、18位・徳島が「5」、17位・大宮が「3」、16位・C大阪が「2」、15位・名古屋が「3」、14位・甲府が「3」、13位・仙台が「3」、12位・清水が「3」、11位・横浜FMが「6」、10位・新潟が「3」と、現時点での下位から中位のチームがJ1再開後のリーグ戦4試合(ACL組は5試合)で稼いだ勝点は「3」ポイントがトレンドで、星取りは1勝3敗ではなく、3分1敗がトレンド。みんな「負けないけど、勝てない。もうちょっと何かが足りない」という雰囲気。今節対戦する甲府と仙台は仲良く3分1敗でトレンドのど真ん中であるだけでなく、中断前は勝点を積み上げるペースが右肩上がりだったという点も共通点。

「今度こそ勝点3を取る」という思いで両チームはこの試合に臨むことになる。勝点1を分け合う可能性も充分にあるが、みんなが横並びで引き分ける試合がそうそう続く訳もないので、勝負は決まりそう。いや、決めないといけない。城福浩監督は前日練習で「我々が後半戦をどのステージで戦うかの分岐点になるかもしれない試合」と重要性を説く。練習では厳しい言葉も飛んでいて、「(先発に)選ばれたヤツは全部頭から行くんだ。そういう試合なんだよ」と、「負けに等しい」と評した前節の徳島戦の引き分けを踏まえて勝点3に対する思いは相当な温度に高まっている。城福監督の背中からはフランべしたときのような炎が見えそうな勢い。

仙台に対しては「去年までの仙台のリズム、堅守速攻は戻っている」とシーズン途中に就任した渡邊晋監督の立て直しを間接的に評価しつつも、「(新加入の)野沢拓也は「(先発でなくても)ベンチには入ってくると思うし、彼が出てくるタイミングは点を取りたいとき。野沢がベンチに座ったまま終わる試合(仙台が終始リードした展開)にするつもりはないし、(甲府がリードする展開を作って)ピッチに野沢を引きずり出す流れに持ち込みたい」と闘志はビンビン。仙台戦に向けていつもの準備をしつつも、足りない何かに繋がる部分では厳しく指摘する城福監督の姿に、ベストのパフォーマンスを出しながらも勝点3を取れない試合が続く悔しさを感じた。

仙台も中断前のリーグ戦は4連勝だっただけに、再開後にこれだけ勝点3と疎遠になるとは思っていなかっただろう。取っても取られる展開が続いたことも悔しいはず。前節の大宮戦は早い時間に先制しながらも取っては取られての2−2。中断期間中の補強選手の力を活かしてこの流れを変えたいところ。中断明け3分1敗、前節2−2の引き分けと、似た者同士の甲府と仙台は、勝てば一桁順位も視野に入る順位に上がる可能性もある。それだけに、似た者に負ける訳にはいかない。どっちが抜け出すかのか山梨中銀スタジアム決戦。甲府はホームの意地を見せて――J1リーグでの仙台からの初勝利というおまけを手にして――残留争いから片足を抜きたい。

以上

2014.08.08 Reported by 松尾潤
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