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【toto情報】コラム:台風情報にはぜひご注意を。生活も、そしてtotoも。(14.08.08)

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せっかくの週末なのに、残念ながら台風11号が九州・西日本を直撃しそうなコースをとっている。9日の夜は名古屋・大阪・神戸・広島でJリーグが開催されることになっているのだが、天候がどうなるか予断を許さない。現在のところ、広島は試合を行う予定ということが情報としてリリースされており、他クラブも試合開催の是非を検討する動きは見られていない。いずれにしても、引き続き台風の情報には注意が必要だろう。

台風が近づいてくる中での試合を、いくつか体験したことがある。まず思い出すのは、1998年10月17日の広島対磐田戦。1stステージではクオリティの高いパスサッカーを見せつけた磐田が、中山雅史の4試合連続ハットトリック(広島も見事にやられました。しかも中山1人に4失点。結局、この年の中山は27試合36得点という化け物級の得点記録をつくり、文句なしの得点王&MVP)という大記録も含む強烈な爆発もあって優勝。セカンドステージでも首位を走り、史上初の両ステージ優勝が視野に入っていた時だった。

予想は圧倒的に磐田有利。だが、台風による雨の影響でピッチがぬかるんだ状況で、磐田得意のパスサッカーが機能しない。結果として広島はセットプレーとカウンターから2得点を奪い、守りに守って2-1で勝利。磐田はこの敗戦が大きく響いて鹿島にステージ優勝をさらわれ(勝点3差!)、チャンピオンシップでも敗退してしまった。一方、前年の経営危機騒動で主力を失い、1stステージは18チーム中13位と出遅れた広島だが、2ndステージでは上位6チームに対して5勝1敗というキラーぶりを発揮。磐田戦での勝利によって、この年の最後に予定されていたJ1参入決定戦への出場回避に大きく近づいた。結果からすれば、磐田にとっても広島にとっても、大きな意味を持つ台風襲来前の闘いだった。

もう一つは、2007年7月15日のJリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝・鹿島対広島戦。前日から鹿島入りした広島だったが、あまりの大雨と強風に「さすがに明日は中止だろう」と考えた。台風のコースも試合会場を直撃しそうだったし、「中止じゃなく、翌日に延期らしいね」と同行していた報道陣と語りあっていた。
だが、当日の午後になると風雨が少しおさまり、青空ものぞきそうな勢い。回復が見込めたことと公共交通機関が動くということもあり、試合開催が正式に決定する。ただ試合開始直前には一時、風雨がまた激しくなり、カシマスタジアムの記者席横にある急勾配な階段はまるで滝のような事態になった。
結果、1-3で広島は敗戦。雨や風がこの試合に大きな影響を及ぼしたとは思えないが「台風がくる」=「中止」などという情報の錯綜が試合に臨むまでの集中を妨害した要素が、特にアウェイチームであった広島には存在したことは疑いない。

もし、台風がうまくそれてJリーグが予定どおり開催できたとしても、風や雨の影響は間違いなく残る。その天候の影響をもっともうけやすいのは、どのチームのスタイルか。ハイボールやロングボールを多用するチームは当然影響を受けやすいが、雨によってピッチ状態はどう変わるかで、グラウンダーのパスの走りも変化する。当然、ピッチの水はけ状態も表現するサッカーに関わってくるし、監督が戦術を柔軟に使い分けるのか、それとも頑固にやりぬくのか、そのあたりも勝負の鍵を握ってきそうだ。

繰り返すが、台風の今後の情報には十分に注意していただきたいし、備えもしっかりとお願いしたい。と同時に、toto予想についても、天候の影響が小さくないということも、考えたい。こうやって論を進めていくと、サッカーが自然と共にあることを、改めて考えさせられる。

以上

2014.08.08 Reported by 中野和也(広島担当)

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