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【J2:第25節 磐田 vs 松本】レポート:松本が岩上祐三のゴールで先制。しかし、磐田も終盤に意地を見せ、ドロー決着。(14.08.04)

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J2とは思えないハイレベルな一戦だった。

ヤマハには今季最多となる13,177人のサポーターが集まり、試合前から熱気に包まれた。ホームの磐田サポーターは試合前に鮮やかなサックスブルーのコレオボードを掲げ、チームを熱く鼓舞。松本サポーターもアウェイながら一部スタンドをグリーンカラーに染め、大きな声援でチームを後押しした。

序盤から仕掛けたのは磐田。5分、ペク ソンドンが両チーム通じて最初のシュートを打つと、その直後には阿部吉朗が松本DFラインの背後へ抜けかけたが、これは鋭い飛び出しを見せた松本・村山智彦にクリアされた。対する松本も13分に持ち前のカウンターから、最後は船山貴之がミドルシュート。試合開始直後から互い攻め合う展開となった。

この試合最初の決定機は磐田。16分、伊野波雅彦のロングボールを敵陣左サイドで受けたのは松井大輔。右足でクロスを上げ、阿部吉朗の頭にピンポイントに合わせたが、阿部吉朗のヘディングシュートはバー直撃。その直後の23分には駒野友一が右足でミドルを狙ったが、これもゴールネットを揺らすことはできなかった。

高い緊張感を持続し、膠着した試合を動かしたのは松本だった。33分、磐田のわずかな隙を突き、ゴールへ結びつけた。磐田のクリアボールを敵陣中央で拾った喜山康平が左サイドへ展開。これを受けた船山貴之がシンプルにクロスを上げると、これをファーサイドの岩上祐三が頭で豪快に押し込み、先制。前節・熊本戦で右足を痛め、途中交代となった岩上だったが、「トレーナーのケアのおかげで試合に出ることができた」(同選手)。ゴールという最高の結果でスタッフのサポートに応えた。

後半も均衡したゲーム内容となった。時間の経過と共に徐々にオープンな展開となったが、それでも互いに要所で高い集中力を発揮。イージーなミスの少ないゲームだった。1点を追う磐田は左MFで先発したチンガを後半から右MFへスライドさせ、反撃。駒野友一とのコンビネーションで打開を図った。さらに64分にはペク ソンドンに代わり山崎亮平、75分には松井大輔に代わりポポを投入。前線の駒を入れ替えつつ、松本ゴールを狙った。

磐田の同点ゴールは試合終了間際の87分。その途中出場の選手たちが結果を残した。ポポの縦パスを起点とし、阿部吉朗、山崎亮平とパスがつながる。最後はエリア内で混戦となった中、「冷静にプレーできた」という山崎亮平が滑り込みながら右足を押し出し、執念のゴール。その後、勝ち越すことはできなかったが、ドローに持ち込んだ。

試合後、磐田・シャムスカ監督は「もちろん勝ちを狙ったが、苦しい時に負けてはいけない。引き分けに持ち込んだことを無駄にせず、やっていきたい」と前向きに試合を振り返った。2位・松本との勝点差は『4』のまま。勝点差拡大こそ防いだが、縮めることはできなかった。
対する松本・反町康治監督は勝ちきれなかったことを悔やみつつも、「松本はここまで湿度(※84パーセント)を感じたことがないので相当大変だったと思うが、そんな中でも足を止めずによくやってくれた」と選手の頑張りを労った。

ヤマハで互いのプライドが激しくぶつかった上位対決は、1ポイントを分け合う結果となった。

以上

2014.08.04 Reported by 南間健治
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