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【J2:第25節 岡山 vs 東京V】プレビュー:リーグ後半戦スタートから3試合負けていない2つのチームが激突。(14.08.03)

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リーグ後半戦がスタートした第22節から、3試合負けていない2つのチームの対戦だ。岡山は福岡、栃木、岐阜と対戦し、2勝1分の戦績。東京Vは磐田、松本、京都という上位勢と対戦し、同じく2勝1分。ベースとなるハードワークを見直した岡山と、下部組織出身の若手選手を中心に惜しみなく走る東京Vとの対戦は、3連戦のど真ん中、中3日のゲームという条件を吹き飛ばす激しさが予想される。

岡山はこの3試合で8得点しているが、失点も「5」と、少々増え気味だ。2点先行しながら追いつかれて引き分けに終わった前節・岐阜戦を経て、岡山のサイドの2人はこう話す。「自分たちの方にペースを持ちこめずきつかったが、追いつかれた後も何回かチャンスはあった。後半の失点に対してはもっと集中が必要」と三村真。「先制して失点するのは、メンタル的に守りに入ることが多いのかなって感じます。リードしてもやることを変えず、取りに行く。回されても取りに行く」と右の田中奏一。前節、ゴールした田中と、ひとりで相手を2、3人かわして突っ込んでいく三村、この2人の、守備的アラートを保ちながら攻めていく姿勢は、今節も流れの分岐点となりそうだ。

東京Vは就任2年目の三浦泰年監督のもと、アカデミー出身の選手を積極的に起用するチーム編成で、リーグ前半戦は3勝と苦戦したが、現在は攻守の狙いが明確になっている。【4-4-2】のフォーメーションで、2トップに、ギャップを突くのが巧みな常磐聡と、ドリブルセンスとゴールへの嗅覚を誇る杉本竜士。サイドアタッカーとして左に南秀仁、右に澤井直人がいて、サポートにも機能する。前節の先発陣で言えば、左SBの安在和樹、杉本、南、澤井が同年代でプレーしたアカデミー出身の選手。そこに経験のある鈴木惇、5月末から出場機会を増やしたブラジル人ミッドフィルダー・ニウドがボランチとして君臨し、ハードにボールを奪いにくる。

「東京Vの攻撃はシンプルで、ボールを奪うところの圧力は、前半戦よりも断然高い。そういうところを覚悟を決めてやっている雰囲気も感じる。覚悟を決めている選手、チームは本当に手強いので、我々も気持ちで上回れるように準備したい」と岡山・影山雅永監督。前半戦での対戦は、4月13日、国立競技場で行われた第7節。岡山は後半14分、上田康太からのパスを荒田智之が決めて1−0で岡山が勝利している。上田自身も「今のところ、あれが一番いいパス」と言うアシストだった。そして今節、「ヴェルディの選手がそこをケアして来ても関係なく、またいいパスを出したい」と話す。岡山はボールを奪うことが出来れば、攻撃のスイッチは必ずどこかで入れられる。

ともに戦い方、狙いがくっきりとしている両チーム。中盤の攻防は厳しいが、そこから発信されるアイデアと、使命感に溢れるアタッカーが決めるゴールは、きっと爽快にスタジアムの真夏の夜を彩るだろう。

以上

2014.08.02 Reported by 尾原千明
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