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【J2:第25節 横浜FC vs 富山】プレビュー:大事なのは目の前の1勝と勝点3。3週間ぶりの再戦は、チームの立ち位置を左右する大きな一戦となる。(14.08.03)

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どの試合も大事な試合であることには変わりないが、シーズンを通じての立ち位置を考えたときには、この試合で勝点3をもぎ取ることは、横浜FC、富山にとって大きな意味を持つ。夏場の3連戦の最後の試合となるが、試合終了まで走り切り、勝利への執念を燃やす一戦となる。そして、7月13日に富山が勝利した天皇杯第2回戦から、3週間をおいての再戦となるこのゲームは、手の内がわかるという意味でギリギリの戦いとなるだろう。

横浜FCにとっては、この試合は勢いを加速させるために大事な試合となる。後半戦に入って3連勝、そして第18節(6/14 対札幌@ニッパ球)以来7試合負けなしと、前半戦の戦いぶりから考えると明らかに上昇気流に乗ってきている。山口素弘監督は、連勝ということは意識しないと、浮かれることなく目の前への一戦での勝点3を積み重ねる姿勢を貫くが、逆に目の前の試合に集中できていること、普段通りの力を安定して出せるようになってきていることが、改善の大きな要因だろう。前節の札幌戦も、相手の出方に合わせてシステムを変更しつつ、早い出足で機先を制し、札幌の隙を鋭く突いて点を取る大人の戦い方を見せた。そして、磐田戦(第23節@ニッパ球)、札幌戦では、連続して無失点を達成。守備でもタフさがでてきている。この富山戦でも、この3連勝の原動力である局面で負けない鋭い出足と、ゴールへ直結するプレーを見せられれば、十分に勝機は見えてくる。もちろん順位や連勝は気になるが、この7試合で徐々に確立してきた戦い方への確信をさらに強めるために、重要な試合となる。

対する富山にとっては、J2残留という具体的かつ切迫した目標に対して、勝点3という結果が強く求められる。20位の東京Vの調子が上がってきている状況では、まずは21位に上がることが大きな目標となる。現在勝点差は3だが、もちろん讃岐に離されてはいけない状況で、勝点3を取ることで讃岐を抜くチャンスも出てくる。タフな戦いが続く状況ではあるが、サッカーの内容だけでなく、メンタル的な上昇のためにも、早い段階での勝点3が重要だ。その点で、3週間前の天皇杯で勝利しているという結果は、好材料となる。この天皇杯の対戦では、22分に内田健太がFKを直接決めて先制し、その後横浜FCの攻撃をサイドに追い込み、サイドで数的優位を保つ戦い方で完封をしてみせた。その隙のない戦い方をこの対戦でも再現したいところだ。前節も16本のシュートを放っており、攻撃の形は決して悪くない。先制をして精神的に優位な状況に立てるかが、勝点3への大きな鍵となる。

リーグ戦での前回の対戦は第3節(3/16@富山)で、この試合では苔口卓也のゴールで富山が先制するも、セットプレーの流れから野上結貴、ドウグラスのセンターバックコンビが1点ずつを挙げて、横浜FCが逆転勝ちを収めた。リーグ戦での対戦、そして天皇杯の試合の展開を勘案しても、セットプレーやカウンターなど、ちょっとした隙を生かした方が勝点3を拾う展開となることは間違いない。今年の公式戦では1勝1敗で、3回目の対戦で、どちらがタフかが決することとなる。その細かな隙から目が離せない戦いとなる。

今、勢いがあるのは横浜FCのように感じられるが、横浜FCがそうであるように、勢いは自らの成功体験から作り出すことができる。その意味で、富山もハードワークを結果に繋げれば勢いにできる。横浜FCは勢いをさらに強くしたい。そのためのギリギリの戦いは間違いなく熱いものになる。涼しい海風が吹くニッパ球の最高の臨場感の中に繰り広げられる熱を感じるために、ぜひスタジアムに足を運んでいただきたい。

以上

2014.08.02 Reported by 松尾真一郎
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