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【J2:第25節 愛媛 vs 福岡】プレビュー:愛媛は上位に食い込むために、福岡は中位グループに飲み込まれないためにも勝点3が必須のゲーム。(14.08.03)

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今節は3連戦の最後のゲームとなるが、愛媛にとっても福岡にとっても勝点3が大きな意味を持つゲームとなった。まず愛媛はこの3連戦で、ここまで1勝1敗。札幌戦の逆転負けという手痛い敗戦を乗り越え、前節はアウェイの富山戦で勝利を挙げた。3−1というスコアほど内容に差がない展開ではあったが、その中でも好調の3トップが揃い踏みでゴール。今節、この勢いを加速させて勝つことができれば連戦の勝ち越しを決められる。さらに、今回の対戦相手が勝点3差で10位につける福岡であるという点もポイントになる。愛媛はプレーオフ進出に向け、とにかく自分たちより上にいるチームを直接叩いて差を縮めなければならないが、今節それを成し遂げれば福岡と順位を入れ替えて10位に立てる可能性もある。

これに対して、福岡にとってもここは正念場だ。前節はスコアレスドローで湘南の連勝を止め、自らの連敗も3でストップしたが松本と岡山、京都との上位を争う相手に対して3連敗は痛かった。とはいえ、6位の千葉と勝点差はまだ4。ここで勝って踏みとどまれば、まだプレーオフ圏内はすぐそこにあるが、敗れるようなことがあれば大混戦の中位グループにすっかり飲み込まれることになる。そういう意味では、負けないだけでなくこのアウェイでは勝点3が是が非でも欲しい。

その勝点3のために必要なことは、厳しい連戦の最終戦で両者ともどれだけアグレッシブに戦えるかだろう。前節の福岡は湘南を相手にひるむことなく前から積極的にプレスをかけ、真っ向から渡りあった。ゴールこそ奪えなかったが、ショートカウンターからあわやという場面も作っており、今節も同じようなテンションで入れるかどうかが1つのポイントになるだろう。愛媛がここのところ前半10分までにゴールを奪うことで試合を優位に進めていることを考えても、福岡は序盤から愛媛の前線に厳しくプレッシャーをかけ、勢いに乗せないようにしなければならない。

対する愛媛も、しっかりと前からプレッシャーをかけて主導権を握ることができるか。ここ6試合の愛媛は3勝2分1敗と結果が出ているが、それも前線からのプレスがあってこそ。その中で西田剛がゴールを奪ったりアシストに絡むようになった点に関しても、石丸清隆監督は守備が改善されてきたことをポイントに挙げる。「キャンプや最初の頃は守備ができていなかったけど、一度に全部をやらせるのではなくて、やることを限定させたり意識づけを続けて、もちろん本人もやろうとしてきたことでよくなってきた」と評価をするが、その西田をはじめ河原和寿にしても堀米勇輝にしても献身的にチームのための守備ができていることが攻撃への好循環を生んでいることは確かだろう。

その前線に、今は中盤の選手たちも連動して動けるようになっている。ボランチに戻ってきた渡邊一仁は前から奪い切るという意識を高く持っているし、そこからショートカウンターにつなげることでチームとしてゴールも奪った。その点では、左サイドに戻ってきたキムミンジェの存在も大きい。「愛媛にきてからトレーニングでしっかり走って、試合でも運動量が増えた」というキムのところから、前回のホーム札幌戦でもゴールが生まれた。さらにキムは「福岡では自信を失いかけていたけど、愛媛で試合に出ることで自信を持ってプレーできるようになった」と自らのプレーに手応えも得ており、今節も左サイドを駆け上がる彼のプレーが福岡ゴールをこじ開ける1つの鍵になるだろう。

こうやって、愛媛も福岡も自らのストロングポイントを出しきることで勝点3をつかめるか。厳しい連戦の最後でそれができれば、チームにとって確かな自信にもつながるだろう。繰り返しになるが、どちらにとっても今節勝てばプレーオフ進出に向けて大きな1勝になる。

以上

2014.08.02 Reported by 近藤義博
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