中断明けのJ1リーグ戦3試合で3連勝と好調をきたすG大阪が、横浜FMをホーム・万博記念競技場に迎えての一戦。G大阪はその3試合で11得点と驚異的な得点力を示しており、明らかに前半戦の不調を払拭しつつある。もともと「攻撃」でリズムを作り出すチームだけに、この数字に牽引されての連勝であることは間違いないが、一方で、3試合での失点がわずかに1ということから、守備の安定がみられるのも好調のカギを握る大きな要因になっている。長谷川健太監督も自信を覗かせる。
「いい攻撃をしているからいい守備ができているとも言えるし、いい守備ができているからいい攻撃ができているとも言える。いずれにしても攻守両面におけるベースがあがってきたのは間違いないのでこれを継続していきたい(長谷川監督)」。
対する横浜FMは、未消化だった第12節の広島戦に勝利したのを皮切りに4戦無敗。ただし、そのうちC大阪戦、名古屋戦については、先行しながらも試合終盤に追いつかれており「勝ちきれるゲームを進めていたのに勝ちきることができなかった」とは名古屋戦後の樋口靖洋監督。その表情に悔しさをにじませたように「勝点3を逃した」という印象も強いが、「負けていない」状況であるのも事実。8月最初の試合となる今節ですっきりと白星を奪い、流れを変えたいはずだ。
先にも書いた通り、攻撃陣の好調が顕著なG大阪。残念ながらその攻撃の一角を担ってきたMF大森晃太郎が神戸戦で負傷。右膝内側側副靭帯損傷で戦線離脱となったが「晃太郎の離脱は残念だが、他の選手のコンディションもいい。こういう時だからこそ選手の層の厚さをみせたいし、実際に1〜2人、選手が抜けたとしてもきちっと戦えるだけの選手はいる」と長谷川監督。その言葉通り、前節は途中出場となったMF倉田秋をはじめ、G大阪のファンタジスタMF二川孝広、FWリンスら、攻撃的なポジションには出番を待っている選手が多数いる。あとは、それら選手が前線でどのようなコンビネーションを示してゴールを陥れることができるのか。この中断期間中に新戦力として獲得し、先発したJ1リーグ戦2試合では3ゴール1アシストの活躍をみせているFWパトリックを含め、息を吹き返した攻撃陣の大暴れとともに、今季初の4連勝を期待したい。
G大阪の攻撃陣に負けず劣らず勢いを示しているのが横浜FMのFW齋藤学だ。ワールドカップ後、横浜FMが戦った全てのJ1リーグ戦に先発出場を果たす中、その最初の試合となった第12節の広島戦でゴールを決めると、続く第15節のC大阪戦でもゴール。今季のリーグ戦では自身初の2試合連続ゴールを決め、一度もピッチに立つことなく終わったブラジルワールドカップの屈辱を晴らすべく結果を残した。残念ながらここ2試合はゴールこそ残せていないが、「齋藤は明らかに身体がキレているし、MF中村俊輔やMF中町公祐らを絡ませながら攻撃の枚数を厚くして仕掛けてくる」とG大阪の長谷川監督が警戒を強めるように、前線でのパフォーマンスをみる限り、好調ぶりは健在だろう。チームのエースにゴールが生まれれば明らかにチーム全体が加速すると考えても、FW齋藤のパフォーマンスは要チェック。また、元G大阪のDF下平匠やFWラフィーニャの“古巣凱旋”も楽しみにしたい。
以上
2014.08.01 Reported by 高村美砂
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