「リスタートが弱いので練習したのですが、練習が足りないようなので、もう一度練習したい…」。試合後、そう悔やんだのは讃岐・北野誠監督。アウェイで粘りを見せた讃岐だったが、課題としていたセットプレーの守備が響いた――。
讃岐の指揮官が悔やんだのは36分と58分のシーン。36分には磐田・山崎亮平のCKを菅沼駿哉に頭で合わされ、最後はそのこぼれ球をフェルジナンドに左足で押し込まれた。さらに58分には途中出場・ポポのFKを、ニアサイドの阿部吉朗にヘディングで叩き込まれている。今季ここまでセットプレーからの失点を減らせず、重点的に練習してきた讃岐だが、勝負所で課題が浮き彫りとなった。古巣対決となった西野泰正は「選手もスタッフも注意して練習していた中でやられるということは、まだ何かが足りないということ。さらに細かいところを意識していくしかない」と語る。右サイドバック・武田有祐も「セットプレーでやられることが多いし、改善しようと練習しているが…」と肩を落とした。
讃岐とすれば、この失点を防ぐことができていれば、勝点奪取のチャンスはあった。38分にはショートコーナーを仕掛け、最後は加入後初先発となった新戦力・古田寛幸が角度のないところから左足で加入後初得点。さらに67分には磐田GK八田直樹のミスキックを小澤雄希が敵陣左サイドでカットし、最後は途中出場の関原凌河が左足で今季初ゴール。上位の磐田相手に攻撃陣が結果を残しただけに、失点を減らすことができていれば…。
対する磐田は松井大輔、駒野友一など前節・横浜FC戦からスタメン6人を入れ替えた中、4ゴールをマーク。先制は前半7分。右サイドから櫻内渚、阿部吉朗、山崎亮平と繋ぎ、最後は阿部吉朗がシュート。このこぼれ球を新加入のチンガが左足でしっかり決めた。加入後初先発となった新ブラジル人MFにとっては、これが嬉しい加入後初得点。試合後は「自分を見守ってくださる方々、サポーターの皆様に感謝したい」と喜びを語っている。先述した通り、36分、58分にはセットプレーから追加点。試合終了間際にはペク ソンドンが相手最終ラインの背後へ抜け出し、ダメ押し点を決めた。
連敗を止めた磐田・シャムスカ監督は試合後、「まだまだ我々が求めている戦い方ではない」としながらも、「成長できている部分は成長できている」とコメント。前節から大幅にスタメンを入れ替えた中、チームの出来にある程度の評価を下した。磐田は次節、ホームで2位・松本との直接対決に臨む(8/3@ヤヤマハ)。
敗れた讃岐・北野誠監督は「サポーターの皆様は期待して見ていたと思う。負けてしまって非常に残念」と悔しさをにじませた。これでリーグ7試合未勝利。次節のアウェイ・栃木戦(8/3@栃木グ)で流れを変えることができるか。
以上
2014.07.31 Reported by 南間健治
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