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【J2:第24節 松本 vs 熊本】プレビュー:前節、連敗を4で止めた熊本との一戦。“先行馬”松本の勝利のカギは先制点か(14.07.29)

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9日間で3試合が行われるハードスケジュール。今節はその2試合目となる。

ホームの松本は前節・東京V戦で1−1のドロー。内容としては常にアウェイチームに主導権を握られる展開となったが、同節で3位・磐田が敗れており、どうしても引き分け以上の結果が欲しかっただけに価値あるドローだったといえる。この勝点1で3位・磐田との勝点差は4に開き、次節の直接対決(8/3@ヤマハ)まで順位が交代することはなくなった。もちろん負け試合を引き分けに持ち込んだからOK、というわけではない。百戦錬磨の反町康治監督でさえ「それ(苦戦の要因)がわかれば今日みたいに試合にならない」と苦笑いするが、原因究明はもちろん必要。この結果を糧に、更なるチーム力向上を目指したい。

対するアウェイの熊本だが、ここまでの結果だけを見れば波に乗れているとは言い難い。ここまで6勝9分8敗で17位。しかし前節・水戸戦は2−1で競り勝ち、リーグ戦の連敗を4で止めた。試合内容そのものは決して悪くはなく、熊本を分析中の反町監督も「昨年とは全く違うサッカーをしている印象がある」と評する。「小野剛監督の指導のもと、地味ながら前線の選手は日増しに良くなっている」と語るように、昨季アルウィンで2得点を挙げた齊藤和樹に加えて澤田崇と中山雄登の新卒1年目コンビが効いている。特に澤田はここまでチーム得点王となる6得点を挙げる活躍で、ドリブルでの仕掛けと巧みなポジショニングで前線の核となっているルーキーには注意が必要だ。また、故郷への帰還を果たした巻誠一郎の存在も忘れてはならない。今季は主に途中出場でベテランの味を見せているが、ここ数節は動きも良い。前節もゴールこそなかったもののくさび役として機能し、小野監督の期待に応えている。

第22節・湘南戦では序盤から主導権を握り、首位チームを最後まで苦しめる健闘を見せた熊本だが、課題はやはり守備面か。第19節から第22節までの4連敗中の試合では全て2失点以上を喫しており、こうなると勝利することは簡単ではない。今節の勝敗のカギは先制点になろう。松本は典型的な“先行馬”で、先制した14試合で13勝1分無敗と圧倒的な勝率を誇る。熊本としてはどのような展開を目論むか。失点を避けるべく極力リスクを排除した戦いをするか、あるいは勢いをつけるべく序盤から攻勢を仕掛けるか――。恐らく後者を選択するものと思われるが、お互いに試合の入り方は重要になるだろう。

前節から中3日で行われる今節。選手に疲労がないといえば嘘になろう。ホームで試合のできる松本には地の利があり、それを生かさない手はない。逆に熊本は敵地で連勝を飾れば、この先のリーグ戦に更なる弾みがつくことは間違いない。

以上

2014.07.29 Reported by 多岐太宿
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