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【J2:第23節 千葉 vs 長崎】プレビュー:主力3人が出場停止の千葉が迎えるのはJ2での対戦は全敗と難敵の長崎。原点に立ち返る長崎を相手に柔軟性のある攻撃で初勝利を狙う。(14.07.26)

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千葉は関塚隆監督のJ2リーグ初采配となった7月20日の前節(第22節)の栃木戦で2−0の勝利を収め、J2リーグで今季2度目の連勝(公式戦では7月13日の天皇杯2回戦を含めて今季初の3連勝)で6位に浮上。今季初のJ1昇格プレーオフ進出圏内入りとなった。この良い流れを切らずに勝ち続けていきたいが、今節の対戦相手はJ2リーグでの通算対戦成績が3敗と千葉にとって難敵の長崎。さらに前節の警告処分でDFのキム ヒョヌン、MFの谷澤達也、FWのケンペスと各ポジションから計3人の主力選手が累積警告による出場停止(ケンペスは次節も出場停止)という苦しい状況下での戦いとなる。
とはいえ、J1昇格達成にはチームが一丸となって全力を尽くすことが必要不可欠だし、関塚監督にアピールしてスタメン定着を狙う選手にとっては絶好のチャンスといえる。特に前節はベンチスタートだったFWの大塚翔平、軽傷ではあったが負傷欠場だったMFの田中佑昌、交代出場が多いDFの竹内彬などにとっては頑張りどころではないだろうか。今節は千葉にとってチームとしての、そして選手個々の底力が試される一戦だ。

また、今節で重要なのは、栃木に主導権を握られる時間が長かった前節の問題点を修正して臨めるかということ。前節は試合開始わずか2分に「スカウティングで栃木はストーンになっている選手の後ろが空くと聞いていた」中村太亮のCKから井出遥也がヘディングシュートを決めて先制。32分には兵働昭弘のロングパスをオフサイドぎりぎりで抜け出したケンペスが追加点を奪ってスコアは有利になったが、攻守両面で栃木にロングボールのこぼれ球を拾われ、ボールを支配されるのが目立った。千葉の無失点は守備陣の粘り強さのおかげもあるが、栃木のシュートやラストパスの精度不足に救われた部分も大きい。中村は「2トップに簡単にボールを入れる形が多すぎた。もう少しボールを落ち着かせてつなぐことも必要で、状況によって攻撃を使い分けないといけない」と話している。

長崎は岐阜と対戦した7月12日の天皇杯2回戦では3−1(長崎の得点者は佐藤洸一、東浩史、奥埜博亮)で勝ったが、7月20日のJ2リーグ第22節・松本戦は0−2の敗戦。J2リーグでは3連敗となり、2−1で勝った第17節・横浜FC戦以降はJ2リーグで2分3敗という状況だ。だが、松本戦の内容は決して悪かったわけではなく、特に前半は松本の犬飼智也がヘディングシュートを決めたかに見えたシーンはオフサイドで松本のシュートは0本。長崎は新戦力のFWのイ ヨンジェが長身を生かしたダイナミックでスピーディーなプレーで攻撃を活性化し、試合を通して何度もゴール前に迫ってチャンスを作っていた。だが、サイドを突いて猛攻を仕掛けても、クロスの精度不足もあって松本守備陣の堅いブロックを崩しきれない。後半は松本にセットプレー後の流れから、そして長崎守備陣の背後を突いたカウンター攻撃からゴールを許して悔やまれる敗戦となった。

前節の試合後の記者会見で長崎の高木琢也監督は「ボールをつなぐことやかっこつけることがサッカーではない。相手からボールを奪う、ゴールを奪うというサッカーをしなければならない」と話した。今節の長崎は原点に立ち返り、前線から激しくプレスをかけて走力勝負で攻めきるサッカーをやってきそうだ。さらに、長崎には味方にしたらとても心強いが、対戦相手になると厄介な大久保択生と深井正樹という元千葉の選手がいる。千葉は長崎に付き合ってロングボール一辺倒の攻撃にはならず、プレスを受けても慌てずにパスをつなぐ攻撃も織り交ぜ、スパイダーマンのパフォーマンスが得意な大久保が張る守備網を破りたい。両チームにとって正念場の一戦は、球際は熱く激しく戦っていても、状況に適したプレーを冷静に選択し、それを高い精度で実践できるかにかかっている。

以上

2014.07.25 Reported by 赤沼圭子
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