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【J2:第23節 讃岐 vs 岐阜】プレビュー:上昇ムードの讃岐が全包囲網を張って岐阜の強力攻撃陣を迎え撃つ!開幕戦と同カード、より進化したチームはどちらなのか(14.07.26)

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讃岐が記念すべきJ2リーグデビューを果たしたのが岐阜戦だった。3−1で敗れはしたもののマッチアップでは引けを取らず、いくばくかの手応えも感じられた。22試合ぶりの対戦に、讃岐はホームのサポーターの前でどんな成長を見せるのか。リーグ後半の戦いをも左右する大一番となりそうだ。

讃岐は前節、アウェイで富山と対戦。体にまとわりつくような暑さの中、均衡を破ったのは讃岐だった。38分、相手のミスを見逃さず木島良輔が先制ゴール。しかし迎えた後半、ペースを握ったのは富山だった。讃岐の中盤でのパス回しのミスを確実に突き、果敢に讃岐ゴールに迫る。そして63分、富山が同点ゴール。その後、両チームの選手たちの「勝ちたい」という強い気持ちが交錯し、白熱したゲームとなったが、どちらも追加点を奪えないまま後半アディショナルタイムへ。このまま引き分けか…と思われたその時、讃岐はPKという大きなチャンスを得る。が、無常にもボールは大きくゴールの上へ。そしてゲームセット。讃岐はこれで3試合連続引き分けという結果になった。

第20節の水戸戦は一人少ないなか“勝点1を奪った”という印象だが、87分から2点を追いつかれた第21節の岡山戦と富山戦は“勝点3を逃した”という感が否めない。小澤雄希は「勝ちきれないところが今の順位なんだと思う。リードしている時の試合の運び方、どう勝ちに持っていくのか。それは皆で意識してやっていきたい」と今後の課題を挙げる。

今度こそ勝点3を手にしたい讃岐。北野誠監督は「岐阜のストロングポイントはナザリト。あそこをどう消せるか」と勝利の鍵を口にする。「久しぶりのホームだし内容の伴った勝利が必要。ただ勝ちにはこだわるけど守備重視でいかないと」と、スピードと経験のある高地系治、難波宏明にも警鐘を鳴らした。また、得点力不足に悩んでいた讃岐だが「自分は少ないチャンスを決められるよう努力するだけ」と語る木島の復帰でその悩みは徐々に解消しつつある。新加入・古田寛幸の出場も予想され勝利への起爆剤となる事を期待したい。

対する岐阜は、ここ3試合で1勝2敗。第21節の熊本戦では3−0で快勝したものの、前節・横浜FC戦は2−1で逆転負け。ラモス瑠偉監督が「この負けは絶対に許さない」と悔しさを通り越し怒りを露わにするような敗戦だった。長良川に集まった12,465人もの観客の声援に後押しされ、岐阜は積極的な攻めを見せるも横浜FCの最終ラインを崩せず0−0で前半を折り返す。後半も試合の主導権を握った岐阜は74分、高地の2試合連続ゴールで先制。しかし、そのわずか1分後、同点に追いつかれ、78分には横浜FCが逆転に成功。岐阜の選手たちに追いつき追い越す力と気力は残っていなかった。

ここまで先取点を取った場合、岐阜は7勝3分1敗と圧倒的な勝率を誇っていたが、この試合では集中力、メンタルの部分で勝点を奪う事が出来なかった。昨季、メンタルの弱さを度々指摘され、ラモス監督のもと改善されかけたかのように見えた岐阜だが「ここぞ!」という時に弱点が顔を覗かせてしまう。1週間でチームはどう再生してくるのか?また、累積警告により出場停止のヘニキ、阿部正紀の穴をどう埋めるのか?大胆な選手起用で勝利を呼び込むラモス監督だけに、その手腕に注目が集まる。

「うどん県」として知られる香川県だが歴史的な観光名所も多数存在し、屋島は源平壇ノ浦の合戦で知られている。讃岐は7月・8月に行われるホーム4試合を“夏の陣”と位置付け徹底抗戦の構えだ。那須与一が扇の的を射抜いたように相手ゴールを射止めるのはどちらのチームなのか−。熱き戦いの火蓋が切って落とされる。

以上

2014.07.25 Reported by 中條さくら(オフィスひやあつ)
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