第23節、西京極に福岡を迎え撃つ。全42節のJ2は後半戦へ突入。昇格へ向け、勝点の意味が重くなっていく。
対戦相手の福岡は、現在7位で勝点32。そして京都は11位ながら勝点が31。勝点差わずか1。今節の勝利が大きな意味を持つことは言うまでもない(とは書きつつも、全ての試合で勝点は大きな意味を持つのだが)。福岡の最近の動向は、前節(岡山戦)、前々節(松本戦)と連敗。だが、その前は4連勝と勢いもあった。その4連勝の前は、と言うと、連敗をしている。連敗後に連勝、福岡を「連敗中で勢いがない」と観るのは非常に危険である。連敗しているチームは絶対に油断が出来ないと見るべきだろう。
福岡は、4バック、3バックを使い分ける。ただ、京都の選手たちに聞くと、福岡のイメージは、攻守に渡りアグレッシブな、という感じに集約される。マリヤン プシュニク監督のサッカーが浸透してきているのではないか。陣形がこうだからこういうサッカー、と片付けられない部分が多いだろう。第2節の前回対戦では、共にアグレッシブに攻め合う試合となった。最後は平井将生に決められたが、互いに見せ場を作った。
注目選手は城後寿を挙げたい。石津大介と共にここまで6得点を挙げてチームトップ。得点力もさることながら、果敢な飛び出しで決定機を演出する。2006年に福岡を指揮していた川勝良一監督も「能力的には満点に近い」と評価する。ただ「城後だけをマークしておけばいいというものでもないしね」とも話す。高い位置からプレスをかけてボール奪取し、城後、石津、酒井宣福ら、点を取るアタッカー陣が一気にゴール前に侵入する。福岡の攻撃に要注意だ。
工藤浩平は、福岡の戦い方について「印象は(前回対戦と)変わらない」として「相手のやり方に合わせない様にしないと」と明かした。前節、京都は連勝中の愛媛にゴールを許さなかった。失点の多さを課題として、その克服に着手。その一段階目が愛媛戦の無失点となる。その守備の継続として、今節も福岡に流れを渡さないことが重要となる。
ただ、川勝監督は「そこから攻撃の回数を上げる様に」と次の方向性を矢継ぎばやに提示する。この辺りの修正点は一気に向上するものではないが、選手が理解し、取り組む意欲が増せば飛躍的に改善することもありえるだけに、やはり何よりも結果が欲しいところだ。
川勝監督は「動けないチームは勝てない」と選手に、当たり前ながらやらなければならない基本的なことを注入している。「可能性が少しでもあるなら、スプリントをする。それが出来ない選手は使わない」と明言して、選手に言い聞かせる。その意識変化がピッチでも現れるか。そこも注目点となる。
以上
2014.07.25 Reported by 武田賢宗
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