18日、ユース所属のMF金井亮太選手とMF中川洋介選手の２人がトップチーム出場登録されたことが発表されました。ユース選手のトップ登録は08年の目黒充朗選手以来２例目となります。
特筆すべきは２人とも現在高校１年生ということ。弱冠16歳の選手がトップチーム出場登録されたことにクラブからの期待度の高さがうかがえます。
今年水戸ユースに加入した２人は、１年生ながらも金井選手は背番号６、中川選手は８をつけ、チーム始動時から主力としてプレーしていました。その活躍が評価され、トップチームの練習や練習試合に頻繁に参加してきました。そして、トップで通用する力があると認められて、登録されることとなったのです。

今回の登録について、ともに「素直にうれしい」と笑顔を見せながらも「ここで終わりではない」と金井選手が気を引き締めれば、中川選手は「満足することなく、トップに必要な戦力になりたい」と力を込めました。
「これまではトップの練習に参加した時はユース選手として見られていましたが、これからはトップの一員。もうお客さんではありません。柱谷監督からも『チームの１人として見るから』と言われました。そういう意識でやっていきたい」（中川選手）
16歳が口にした覚悟の言葉。実に重みのあるものでした。

クラブが発展するためにもアカデミーの発展は必要不可欠。そういう意味で今回の決定はクラブとしての進化の証と言えるでしょう。
そして、彼らがピッチに立った時、水戸に新たな歴史が築かれることとなります。その瞬間が来ることを期待せずにはいられません。
目の前に広がる無限の可能性へ突き進む彼らの姿はクラブにとっての希望。大きく大きく羽ばたいってもらいたいと思います。

以上

2014.07.24 Reported by 佐藤拓也