クラブ公式戦最年少得点記録更新(17歳5カ月25日)――。
日曜日の天皇杯2回戦ヴェルスパ大分戦で、2種登録の高校生・坂井大将が2007年の金崎夢生の記録(18歳2カ月20日)を塗り替えた。
前半34分、右サイドでボールを受けた坂井はドリブルで仕掛ける。「左に切り替えてシュートフェイクを入れて狙えたし、DFが来たらフリーの(高松)大樹さんにパスの選択もあった」。結果は相手DFにペナルティーエリア内で倒されPKを得たが、冷静に状況判断ができていた。そして自ら得たPKを蹴るのだが、中学生の頃から公式戦で外したことのない、得意のPK。じっくり相手GKを見て、GKが飛んだのと逆にきっちり蹴り込んだ。
2014FIFAワールドカップのサポートメンバーとして1カ月余りを日本のトップ選手と寝食をともにしたことが貴重な体験となった。「気持ちの切り替えや試合に挑むまでの気持ちの持って行き方など学んだ」と坂井。試合の序盤からポジションを入れ替え、「積極的にボールを受けて攻撃にアクセントをつけた」と田坂和昭監督が評価したように技術、判断の良さは目を見張るものがあった。
合流して間もないラドンチッチは、坂井の技術の高さ、シュートの精度に驚いたようで「エンドウ(遠藤保仁)」と呼ぶ。「昨日はケンゴ(中村憲剛)って呼んでいたし、絶対僕の名前を覚える気がない」と坂井は苦笑いするが、日本を代表するテクニシャンに例えられるほどの実力があると認められた証拠だ。
リーグ後半戦でいきなりスタメン抜擢――とまでいかないだろう。だが、チームの起爆剤としてポジション争いに絡み、チームにどのような影響をもたらしてくれるのか。それはJ1昇格争いとはまた一味違った楽しみである。
以上
2014.07.15 Reported by 柚野真也
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