新潟の天皇杯初戦は、北信越リーグの福井との対戦。5日の仙台とのプレシーズンマッチでは3-2と逆転勝ちし、攻撃の好調さを披露した。下位カテゴリーのチームを相手にきっちりと得点することで、19日に再開するリーグ戦への弾みにしたい。
その攻撃陣で結果を求められる1人がFW鈴木武蔵だ。仙台戦ではカウンターからドリブルで持ち込んで1ゴール。「良い形で得点できた。そこは今回も意識していきたい」。狙うのは早い時間帯での得点だ。「立ち上がりから相手の裏に走って、ラインを下げさせたい。そこで早めに得点して。下のカテゴリーのチームとの対戦は気持ちが大事」。開始から一気に攻め落とすイメージができている。
中断期間中の魚津キャンプでの練習試合の北陸大学戦、そして仙台戦と、いずれもスタメン出場。岡本英也とのツートップが、ここまでのファーストチョイスになっている。チームで積み重ねている裏を狙う攻撃は、鈴木にも浸透してきた。「ボールを持ったサイドハーフが顔を上げた瞬間に動き出すようにする」。相手が引いて守ってきても、「サイドチェンジやミドルシュートで揺さぶりながらも、最後は裏を狙う」とぶれはない。
普段のトレーニングではシュートの修正に取り組み中。シュートに行くとき、軸足が前に出すぎる癖がある。そのため、ミートの瞬間に力が伝わり切らない。「意識してやっていますけど、まだ…」と苦笑い。それでも新潟の柳下正明監督は「フォームは腰が落ちなくなったし、だいぶ良くなった。あとはミートがしっかりできたら、もっといいシュートが打てる」と期待をかけている。
「0-0で進んだら、相手に『行ける』と思わせてしまう。そうならないように、早く得点したい」と鈴木。今季、チームが掲げている目標の1つがタイトル獲得。そのための1歩を自分のゴールで切り開く。
福井は北信越リーグ1部で首位。1回戦は富山新庄クラブに7-0で快勝した。MF畦地健太がハットトリックをマークするなど、リーグ戦で発揮している得点力をそのまま形にした。
全員守備、全員攻撃の機動力にドリブル突破からの連動など、今季はバイタル付近の突破力を磨いてきた。新潟とは一昨年の2回戦、アウェイの新潟市陸上競技場で対戦。延長の末に1-2で敗れた。ホームのテクノポート福井スタジアムで戦う今回は、その雪辱戦になる。
一発勝負のトーナメントだけに、早めにチャンスをつかむことが勝利への最大の近道。そこにカテゴリーの上下はない。特に新潟はリーグ戦再開を見据え、結果だけでなく攻撃の精度の高さが求められる。
以上
2014.07.12 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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