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【第94回天皇杯 2回戦 京都 vs 鳥取】プレビュー:昨年までJ2を舞台に戦った京都と鳥取が激突!カテゴリの違いがゲームにどう現れるか、楽しみな一戦。(14.07.13)

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天皇杯2回戦。とりぎんバードスタジアムでJ2・京都サンガF.C.とJ3・ガイナーレ鳥取が、激突する。今大会は、AFCアジアカップ2015のため、決勝戦が12/13となっており、そのため例年よりも早くスタートした。天皇杯の醍醐味は、違うカテゴリのクラブが真剣勝負を繰り広げること。これを挙げるファンも多く、1回戦から3回戦あたりは、決勝、準決勝とは違う面白みが詰まっている。
カテゴリの違いは、2回戦までの京都と鳥取の状況にも現れている。鳥取は天皇杯1回戦を7/6に戦っている。香川県代表・多度津FC(四国社会人リーグ)と対戦し、6-0と圧勝。J3とはメンバーを替えており、主力の温存と士気向上で勢いをつけてくるだろう。京都は、7/5にJ2前半戦(第21節)を終了。指揮官がバドゥ監督から川勝良一監督へと切り替わるという大きな変化を経ている。7/5の磐田戦は、その川勝監督の初陣だったが2-3で敗戦。サッカーの整理とその表現で、2回戦、どこまで出せるかというのはポイントになる。

試合が行われるとりぎんバードスタジアムで、2011年シーズンから昨年まで、京都と鳥取は3戦しており、鳥取が2勝1敗と勝ち越している。鳥取に分がある様だが、京都の1勝は昨年で、試合に出場していたDF酒井隆介は「勝っているし、スタジアムが特にどうとは思っていない。芝生も良かったし、綺麗なスタジアムという印象」と口にした。
昨年までJ2で戦ったチーム同士の激突、激しいものが予想される。

京都と鳥取の互いのチーム状況を観ると、京都は、川勝監督が就任しての初戦・磐田戦で、駒井善成を左サイドに起用したが、左サイドバックの福村貴幸が今週、全体練習に参加し復調をアピール。このポジションで誰を起用するか注目点となる。チームのエースは大黒将志。ここまで15得点とJ2トップ。その動き出しに合わせることが出来れば得点の可能性は俄然高まるだろう。だがチームは、得点の可能性を高めるため、周囲がもっとゴールへ飛び出せる様な取り組みも始めている。そのサッカーが表現できるかも注目だ。
鳥取は、直近のJ3のゲームが第17節(6/22)の藤枝戦で、スコアレスドロー。現在J3で4位につけている。注目選手は中盤の倉貫一毅。昨年は京都でサッカーをまとめてきた職人的選手。京都との関係で言えば、鳥取のコーチは昨年まで京都にいた高木理己コーチで、松波正信監督の下、務めている。この二人を観ても、しっかりと仕掛けていくサッカーを体現してくるのではないかと期待が高まる。
チームのトップスコアラーはルーキーの右サイドバック馬渡和彰で4得点。続いて3得点挙げているのはFWの岡本達也。岡本はJ3では3試合続けて後半からの出場。2回戦ではどう起用してくるか。各選手の仕事ぶりにも注目したい。

ゲームの流れで注目したいのは、やはり先制点。京都が先制すれば、勢いに乗る可能性は十分。だが、鳥取が先制を許さなければ、京都が焦れる可能性も大きい。逆に鳥取が先制すれば、まだサッカーが成熟されていない京都を相手に、大きなアドバンテージになるだろう。
個々の選手とチーム全体の仕上がり、そしてゲームの流れ、始まったばかりの天皇杯の見どころは多い。是非、多くの方にその醍醐味を味わって頂きたい。

以上

2014.07.12 Reported by 武田賢宗
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