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【J2:第21節 群馬 vs 湘南】プレビュー:草津温泉ミニキャンプで培った絆をぶつけろ!17位群馬が首位湘南へ挑む。(14.07.04)

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シーズンの折り返し地点となる前半戦ラストマッチで湘南を迎え撃つのも何かの縁だ。前節ホームで昨季J1の大分を蹴散らした群馬が、同じく昨季J1で今季のJ2をぶっちぎりで独走する首位湘南を迎えて、2戦連続の下克上を狙う。群馬にとって失うものは何もない。ありったけの闘争心を相手にぶつけてゴールを奪うだけ。その先に勝利がみえる。

群馬は、このタイミングで年に一度だけ使える「ジョーカー」を切った。クラブ発祥の地・草津町でのミニキャンプだ。チームは1日から3日まで、草津町、そしてスポンサーなどの協力によって温泉街での強化合宿を実施。避暑地でのトレーニングで湘南戦への準備を整えた。日頃、練習をしている前橋や高崎など県央部から車で約2時間の草津。ここでのキャンプには不思議なジンクスがある。

最近数シーズン、草津町キャンプ後のチームは“確変”を起こす傾向があるのだ。12年は泥沼にはまった6月にキャンプを実行して9試合ぶりの勝利、昨季は4連敗中だった7月に草津温泉へと上がり、直後の富山戦をドローとして連敗ストップ。その後は6試合負けなしとなった。恵まれた天然芝のグラウンドと集団生活、そして温泉による疲労回復効果。それらの効能によってチームの力が覚醒している。群馬は今節、草津温泉で養った鋭気を湘南にぶつける。

湘南戦へ向けて闘志を高めているのは小柳達司だ。大卒3年目の小柳は、湘南・岩尾憲、菊地俊介と日体大時代のチームメイトでしかも選手寮の同部屋。岩尾が「部屋長」、菊地が「部屋っ子」で、小柳はその間に入る「中間管理職」だったという。小柳は「3人で暮らしていたが、まさか自分を含めて3人ともプロになるとは思わなかった。いま思うと出世部屋でしたね(笑)」と振り返る。今節は大学で同じ時間を共有した選手たちがしのぎを削ることになる。岩尾は群馬県出身のため地元凱旋となる。

湘南は、強い。今季20試合で負けた試合はたった1試合、特筆すべきは引き分けがひとつもないことだ。3−4−3をベースとするアグレッシブなスタイルで対戦相手を次々となぎ倒している。前々節では磐田を蹴散らして前節は北九州を撃破、現在も破竹の5連勝中となっている。クラブ記録の5戦連続ゴールにあと1試合に迫るダニエル ロビーニョは「自分の記録よりもチームの勝利が最優先。ここで勝てればチームにとって大きな自信となる」と決戦へ臨む。

前半戦の総決算となる今ゲーム、群馬はクラブの総力をかけて勝利を奪いにいく。結果的に守備の時間が長くなったとしても、最初から守り勝つ気持ちはない。秋葉忠宏監督は「今季の湘南は過去のJ2の歴史で、最強のチーム。前半戦の最後で湘南と戦えるのは大きなチャンス。この試合を弾みにして昇格を狙いたい」と意気込む。ドロー決着は望まない。やるか、やられるか。真っ向勝負は、自分たちの力を試すため。そのバトルに駆け引きは不要。ありったけの魂をぶつけるだけだ。

以上

2014.07.04 Reported by 伊藤寿学
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