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【J2:第21節 京都 vs 磐田】プレビュー:川勝良一新監督の初陣!相手は松井大輔のいる磐田。気持ちの入ったプレーに大いに期待したい一戦(14.07.04)

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J2前半最終戦となる第21節、京都はホーム・西京極に磐田を迎え撃つ。
京都、新監督に川勝良一氏が就任。2010年から2012年シーズンに東京Vを指揮していたこともあり、大木武監督体制下の京都との対戦が記憶に新しいところ。だが何よりも、指揮官決定はチームに落ち着きを与える。これは大きい。工藤浩平は「バドゥさんにも色々なことを教わったし、森下(仁志)さんからは競争意識を思い出させてもらった」とこれまでを反芻しつつ「いい方向に向かっているという感じはありますね」と、川勝監督就任を良いきっかけとして前向きにとらえる。他の選手も同様で、新監督の下で気持ちを新たにサッカーと向き合う。

川勝監督就任一週間ほどで迎える今節、いきなり新指揮官の色を期待するのは酷だろう。監督自身も時間のなさは認めるところだが、監督要請の最上位案件でもある「昇格」については「そのためにここに来た」と、明確にした。

川勝監督が大事にしている部分とは。今、開催しているブラジルワールドカップを引合いに出し「今大会は、延長戦が多いけど、延長戦ではないにしても足をつる選手も多いよね。国を代表するあれだけの選手が足をつる訳だから。勝つためにどれだけのことをしないといけないか、ということ。お客さんも観ている訳だから」と、プロとして、全力を出し切る意味を語る。他にも、「毎日のトレーニングが(試合に)全部出る」とも言う。トレーニングの中で力を出し尽くすこと、さらには練習の中で出る悪い習慣を取り除くなど、普段の取り組みを強調する。もちろん、今節まで川勝監督の指導期間が短いため、目指したものが全て出るとは思わないが、どういう心構えで選手がピッチに立つか、そしてプレーするか。それはサポーターに伝わるだろうし、そこについてサポーターからも厳しく観て欲しい。

対戦相手は磐田。京都の監督、選手みな口を揃えるのは「個々の能力が高い」だ。京都にとっては松井大輔の存在が大きい。前節、朴智星さんを迎えて京都サンガのレジェンドマッチが行われ、多くのお客さんに足を運んで頂いたが、松井は京都にとって伝説である。その彼がどんなプレーをするか。ワールドカップから戻った伊野波雅彦の出場も含め、今節、楽しみは多い。

磐田について川勝監督は「縦に早い。局面の打開で早く前につける印象がある」と話す。磐田のシャムスカ監督と言えば、2005年から2009年シーズンに大分を率いていたことでも知られるが、当時の大分は堅守速攻型だった。京都・川勝監督にそこを尋ねると、当時の大分がJ1の中でどういう立場にあり、今の磐田がJ2でどういう立場にあるかについて話し、その当時の大分のやり方が今のシャムスカ監督のやり方とイコールではないと感想を説明した。
前線の前田遼一、2列目には松井大輔、山崎亮平、山田大記とタレント揃い。そして、右サイドバックに駒野友一と、局面の勝負は今節を大きく左右するだろう。

心機一転の京都が強豪・磐田に挑む。失敗を恐れず堂々と向かっていく様をサポーターに見せられるか。まずはそこをポイントに、大いに期待したい。

以上

2014.07.04 Reported by 武田賢宗
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