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【J2:第21節 松本 vs 福岡】プレビュー:現在4連勝中の福岡と3位で前半戦折り返しの松本。好調チーム同士の一戦は、激しいエアバトル勃発か(14.07.04)

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早くも7月に突入し、全42試合のJ2リーグ戦も折り返し地点に到達。ここに来て、徐々にJ2の勢力図が見えてきた。2位に勝点差17(!)でもはや独走という表現では済まされない位置にいる湘南はさておき、以下の中位は混戦模様。特に4位・北九州から13位・千葉まで実に10チームが勝点差6の間でひしめき合っており、この先まだまだ予断を許さない状況が続く。

例年の出足の悪さを反省し、今季は“スタートダッシュ”を掲げて開幕10試合で上位進出を目論んだ松本。現在、勝点40で3位につける。得意とする夏場に向けて、視界良好だ。
しかしチームに気の緩みはない。「勝点を落とした試合も何試合かあり、選手は誰も満足していない」(田中隼磨)、「首位で折り返すことができて、『よくやった』と言えると思う。もっとやれた」(岩上祐三)、「このまま終われば、自動昇格はできないということ」(飯田真輝)と各選手の口からは、現況に浮き足立っていない様子がうかがえる。
確かにここまでの戦いを振り返ると、まさしく綱渡りでモノにしてきた試合が多かった。前節・千葉戦はまさにそのような試合で、公式データを見るとシュート数は実に3倍近い。開始早々に船山貴之のPKで先制に成功したものの、その後は攻勢に出た千葉の前に苦しい展開を強いられた。まだ横綱相撲をするだけの他チームとの戦力差はない、ということだ。

対する福岡は、現在5戦負けなしの4連勝中と絶好調だ。元来、選手の個人能力は高いチーム。「前線に元気のある選手が多い印象」と大久保裕樹が警戒心を隠さないように、マリヤン プシュニク監督が昨季から辛抱しながら起用し続けた石津大介や金森健志、三島勇太らがチームの軸として萌芽の時を迎えている。そこに新加入組の酒井宣福、イ グァンソンも期待通りの活躍。阿部巧も左サイドのポジションを獲得しており、松本サポーターにとっては複雑な心境だろう。もちろん“福岡の王”城後寿も健在だ。
序盤は主に4バックのフォーメーションを採用していた福岡だが、第16節・札幌戦より3バックに本格的に移行。並びを変えたことが好調の全てではないにせよ、間違いなく理由には挙げられる。しかし反町康治監督は福岡のフォーメーションよりも、プレーそのものに注目する。「福岡には大きい選手が多く、セットプレーは強い。好機にはセンターバック2枚を前線に上げてくる」と話すように、松本同様に福岡もセットプレーを一つの武器とする。193センチのイと185センチのパク ゴンがキックに合わせて飛び込んでくる様は迫力満点で、今節はゴール前での激しい空中戦が勝敗を分けそうだ。

好調チーム同士の激突、だが松本には一抹の不安要素もある。現在、負傷者が顕在化しており、船山、多々良敦斗、玉林睦実らが別メニューで調整。また今週の練習中に岩上が腿を打撲して途中で退いており、今節の出場は現段階では不透明な情勢となっている。坂田大輔の復帰した福岡に比べて台所事情は厳しいが、今こそチームの総力で乗り切りたい。

以上

2014.07.04 Reported by 多岐太宿
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