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【J2:第21節 大分 vs 千葉】プレビュー:原点回帰した大分が、新体制前の千葉を相手に、積み上げを体現して挑む(14.07.04)

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2012年、J1昇格プレーオフ決勝。終始押し込まれていた大分が林丈統の土壇場のループシュートでJ1行きの切符を手にし、千葉が涙した「あの試合」以来の対戦となる。今節を終えるとリーグ戦を折り返すが、現在地を見ると大分が勝点30で8位、千葉は勝点27で13位と、J1昇格を目指す両チームにとって物足りない成績といえる。

この状況を重く見た千葉は、7月1日に関塚隆氏の新監督就任を発表し、後半戦は心機一転を図る。就任会見で関塚監督は「J1に昇格、戻るということが最大の目標。攻守両面で攻撃的でアグレッシブなサッカーをしたい」と所信表明した。今節は斎藤和夫監督代行が指揮するが、新体制を前に選手はアピールの場としてモチベーションは高いはず。連敗中とはいえ、フレッシュな気持ちで大分戦に臨むだろう。関塚監督も会見で話したように、千葉はJ2でも技術の高いサッカーをやっているチームだ。足りなかったのはアグレッシブさと勝負強さである。ロンドンオリンピックで日本代表をベスト4に導いた千葉県出身の指揮官との化学反応がいかなるものか注目したい。

一方の大分は3試合で勝点1。得点3、失点8と攻守で精彩を欠いている。特に前半、後半の入り方が悪く、立ち上がりに簡単に失点している。得点力不足に悩まされるチームにとって、試合の序盤での失点は精神的に重くのしかかり、動きも重くなっている。ただ、対処法も明確だ。「失点の場面が安易。原因はアプローチにアグレッシブさがない。これでいいだろうという思いがある」と田坂和昭監督。今週は原点回帰し、チーム全体で組織的な守備を再確認し、プラスアグレッシブさとスピーディさを加えて挑む。
大事なのは敗戦のショックを引きずらず、自分たちのサッカーに対して自信を失わないこと。これまでの積み上げを素直にピッチで体現することを考えている。そのうえで、「個人の特徴を生かし、相手に脅威となるプレーができればよい」と為田大貴ら攻撃陣の奮起に期待したいところだ。

また、対千葉対策も抜かりはない。田坂監督は「一人ひとりの技術が高く、J2で3本の指に入るチーム。能力が高いので少ない人数でシュートを打てる」と分析し、左サイドを起点に人数をかけて攻めてくる中村太亮、谷澤達也を警戒。そして、リスタートもミドルもあり、チームを操っている兵藤昭弘をキーマンに挙げ、ケンペスとのホットラインを封じるには、臆さずにディフェンスラインを押し上げることが必要と話した。

古巣との対戦となる伊藤大介は、「(千葉を)離れてみて改めていいチームだと思う」とリスペクトし、「力は千葉が上だが、1対1に負けず、ひたむきに戦って勝ちたい」と闘志を燃やした。
2年前のJ1昇格プレーオフ決勝以来のでは、まずは自分たちがしっかりと戦うこと、戦う気持ちを押し出して相手に挑むことの重要さを教えてくれた。この再戦でもポイントとなりそうだ。

以上

2014.07.04 Reported by 柚野真也
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