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【J2:第20節 讃岐 vs 水戸】プレビュー:決して万全な状況では無い両チーム。防ぐための集中力か、攻めるための推進力か。それぞれが持つ課題をクリアし、真のチーム力を発揮するのはどちらか。(14.06.27)

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2回戦総当たりで行われるリーグ戦での対戦も、間もなく一巡を迎えようとしている。ここまで讃岐は勝点9で21位と降格圏での戦いが続いており、1日でも早くその状況から抜け出したい。対する水戸は勝点25で13位と、目標とする「6位以内」に向けて下位相手に取りこぼしは避けたいところ。今節はリーグ後半戦に向け、それぞれの思惑がぶつかり合うゲームとなりそうだ。

讃岐は前節ホームで山形と対戦。開始4分で自分たちのミスから先制されると、その後も課題となっているセットプレーから失点するなど、守りが機能せず苦しい展開。攻撃では木島良輔が2試合連続の先発出場となり得点の期待が高まったが、山形のディフェンスがその動きをしっかりマークし、満足にプレーをさせてもらえなかった。後半に入ると高橋泰、我那覇和樹を投入し果敢に得点を狙ったが、結局ゴールマウスを割ることはできず0−3と完敗。試合後の会見で北野誠監督は「立ち上がりからミスやリスタートで2点ビハインドとなると厳しい。ああいった失点は勢いも止まってしまうので、やってはいけないミスだった」と、試合早々に主導権を握られた事を悔やんだ。

チームは現在2連敗。さらにDFのソン ハンキがケガで離脱と、選手起用でも厳しい状況だ。特に高さがカギとなるセットプレーからの失点はここまで12点と、リーグワーストの成績となっておりその対応が急がれる。山形戦でセンターバックとして出場した岡村和哉は「セットプレーは意識の問題なので、しっかり集中したい」と語り、その後のトレーニングでも、コーナーキックを中心にセットプレーの確認を繰り返し行っていた。北野監督も「リーグ戦もあと2試合で折り返し。ここで負けるとまた嫌な流れになるので何とか勝ちたい」と、連敗ストップを狙う。

一方の水戸、実はこの数年6月は鬼門の月となっている。2012年は2勝3敗、2013年は1勝1分3敗。そして今年も、ここまで1勝2敗と思うような成績を残せていない。前節の福岡戦も前半で同点に追いついたまでは良かったが、後半に退場者を出し数的不利となると、その直後に勝ち越しを許し1−2で敗れた。柱谷哲二監督は「交代の準備をしていたが、ワンプレーを切ることができなかった」と語り、連勝はならなかった。

前へ前へと攻める推進力が武器の水戸は、その流れをフィニッシュまで持って行けるかがポイントとなる。今節はビルドアップの中心となっていた内田航平が出場停止となるが、船谷圭祐と小澤司の両サイドハーフ。そして2試合連続ゴールを上げている吉田眞紀人の活躍が期待される。

ケガや出場停止などで決してベストの布陣ではない両チーム。ミスやセットプレーからの失点を防ぐ讃岐の集中力が勝るのか、それとも水戸の持ち味である前に攻める推進力が制するのか、今節はここ一番でのチーム力が試される一戦になりそうだ。

以上

2014.06.27 Reported by 小谷秀斗(オフィスひやあつ)
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