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【J2:第19節 岐阜 vs 長崎】プレビュー:完敗の後が重要。井上の復帰、若手への再チャンス。ラモス監督の刺激がチームをどう導くか。(14.06.20)

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前節の磐田戦。ホームにクラブ史上最多となる15,138人もの観衆を集めることに成功したが、結果は0−4の完敗。磐田に力の差を見せつけられる格好となった。
しかし、この敗戦で下を向いていてはいけない。大事なのは負けた次、多くの観衆を集めた次のホーム戦でどう戦うか。そこで今のチームの底力を試されることになる。

長崎は現在9位に位置する。前節の山形戦は0−0の引き分け、ここ3試合は1勝2分けの負けなし。好調を維持しているのが、第16節の讃岐戦、前々節の横浜FC戦と、2試合連続ゴールを挙げているFW佐藤洸一だ。かつて岐阜でチーム得点王として活躍した彼が、ここに来て調子を上げてきているのは、岐阜にとって脅威。ずば抜けた身体能力を持つ彼をどう抑えるかは、この試合の大きなポイントになる。

岐阜は前節の磐田戦、スタートを4-3-2-1のシステムで挑み、後半から4-2-3-1にシフトチェンジした。この試合ではどの布陣で挑むのか。長崎は磐田ほどの攻撃力があるわけではないため、後者の選択でもいいだろう。なるべく前からプレスがかかるようにして、サイドを軸に素早くショートカウンターを仕掛ける。もちろん前者でもそれは可能だが、ここ数試合のナザリトのボールの収まりがあまり良くなく、2シャドーの連携が合わずに、逆にそこからカウンターを受けるシーンもあるため、難波宏明とナザリトを並べたり、縦関係のツートップにして、起点を2つにして攻めるのも十分にありだろう。

そして、前節は岐阜にとって明るいニュースがあった。怪我により、長期離脱を強いられていた井上平が、実に1年3か月ぶりに復帰。後半45分間をトップ下で及第点のプレーを披露した。

「良かった。本当はもっとあと2,3試合我慢して、後期から使おうと思ったけど、磐田戦で使ったらボールキープ巧いし、動きが鋭いので嫌だと思って使った。動きのタイミングがいいので、宮沢(正史)とか高地(系治)とかアレ(三都主アレサンドロ)が彼を活かせばもっと面白くなる。違うタイプのFWでオプションが増えた」。

まだまだコンディションは万全ではないが、これにはラモス瑠偉監督も笑みを浮かべた。さらに、「(前期)残り3試合でもう一度、田中(智大)とか他の選手も試してみたい。そうすることで後期に繋がると思う」と、夏場に向けて、さらに若手にチャンスを与えることも示唆。一度目のチャンスの選手、二度目のチャンスの選手、それぞれが危機感とモチベーションを持って、ラモス監督の期待に応えてくれれば、チームはより活性化するだけに、この試合を含めた前期残り3試合は、岐阜の今後を占う重要な戦いになる。

磐田戦の敗戦を糧に、再びチーム内競争という名の刺激がもたらされる岐阜。この刺激がチームにどのような変化を及ぼすのか。それとも長崎のエース佐藤が、古巣を相手に強烈な挨拶を見舞って、チームに勢いを与えるのか。岐阜VS佐藤の図式でも楽しめる一戦となる。

以上

2014.06.20 Reported by 安藤隆人
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